水戸でPBの3:12:21。
つくばで3:14:56。2度目のサブ3.15。
あのときは、まだ先へ行ける気がしていた。
次はその先へ——
そう思っていたシーズンだった。
けれど現実は違う。
12月から2月の走行距離は100km前後。
30km走はできず、スピード練習もほとんどなし…。
万全とは言えない状態で、板橋CITYマラソンを迎えた。
しかも板橋は、初フルで失速した大会。
2023年は、ラスト2kmで足が止まった。
だから今回は、挑戦というより確認。
今の自分でどこまで粘れるのか。
崩れそうな終盤を、どこまで冷静にまとめられるのか——
それを確かめるレースだった。
板橋CITYマラソン2026の結果まとめ
板橋CITYマラソン2026の結果は、ネット3:47:47、グロス3:49:49でした。
当日は快晴で、気温はやや高め。後半には少し向かい風もあり、数字以上にじわじわ負荷を感じるコンディションだったと思います。
今回は、タイムを狙って攻めるというより、今の状態でどこまでまとめられるかを確かめるレース。
そう考えると、3時間47分台でしっかり完走できたことには十分意味がありました。
板橋CITYマラソンは、荒川河川敷を走るフラット基調のコースで、記録を狙いやすい大会として名前が挙がることも多いです。

アップダウンが少なく、ペースは刻みやすい。さらに日本陸連公認・世界陸連(WA)認証コースでもあり、しっかり走りたいランナーにとって魅力の大きい大会だと思います。
しかも都内開催だけあって、会場までのアクセスはかなり良好。
遠征色の強い大会とは違い、参加しやすさの面でも大きなメリットがあります。

まぁ北関東住みの私には東京は遠征なんですけどねw
前回は前泊しましたが、今回は当日車での参戦。5時出発という強行軍!

一方で、河川敷ならではの難しさもあります。
遮るものが少ないぶん、風の影響を受けやすく、晴れれば日差しや気温の影響も受けやすい。
見た目以上に、コンディション次第で走りやすさが大きく変わる大会でもあります。
レース前の状態と今回の狙い
今回の板橋CITYマラソンは、スタートラインに立つ前から手応え十分――という状態ではありませんでした。

水戸から板橋までの4か月、練習の積み上げは思うように進まず、12月・1月・2月の走行距離は月100km前後。
30km走はできず、スピード練習もほとんどなし。
正直、フルを走る準備としてはかなり心もとないままでした。
特に不安だったのは、やはり後半です。
ハーフくらいまでは何とかいけても、30km以降を押していけるのか。
粘る展開になったときに、どこまでまとめられるのか。
そのあたりは、自分の中でもかなり半信半疑でした。
だから今回は、「攻めるレース」というより「今の状態を確かめるレース」。
まずは安全にサブ4でまとめること。
そのうえで、終盤にどこまで崩れず走れるのか。
そんなことを考えながら、スタートラインに立っていました。
板橋CITYマラソン当日|会場到着からスタートまで
浮間舟渡駅に着いたのは7:20ごろ。
この時点ですでに駅はかなり混雑していて、改札を出てからも人の流れがずっと続いていました。
逆に言えば、その流れに乗っていけば会場まで迷うことはほぼなさそうです。

会場に着いたのは7:40ごろ。
自分はまず到着してすぐにトイレをひとつ済ませ、そのあと更衣室で着替えました。
更衣室もなかなかの混雑でしたが、やっぱり屋内で着替えられるのは安心感があります。
外で着替えている人も多くて、このあたりは各自うまくやっている感じでした。
8時を過ぎてから荷物預けへ向かいましたが、ここもすでに行列。
そのあともう一度トイレに寄って、8:30ごろにスタート位置へ移動しました。

ただ、8時半を過ぎると荷物預けもトイレもさらに混雑していたようです。
実際、スタートに間に合わず、最後尾スタートになった上位ブロックの選手もいたとか。
板橋CITYはアクセスが良くて参加しやすいぶん、当日の会場まわりはかなり人が多い大会だと感じました。
なので、トイレは会場に着いた時点からこまめに行っておくこと。
荷物預けや整列も、「まだ大丈夫かな」ではなく少し早めに動くこと。
このあたりは、かなり大事だと思います。

板橋CITYマラソン2026のレース展開
序盤は想定より速く入ってしまった
スタートしてすぐに感じたのは、「あ、ちょっと速いな」ということでした。
本当は5:30より遅いくらいで落ち着いて入りたかったのですが、周りの流れもあって、気づけば5:20前後。
抑えたい気持ちはありつつも、序盤はそのまま流れに乗る形になりました。
今回は最初から攻めるレースではなく、安全にサブ4でまとめることがベース。
そう考えると、この入りはやっぱり少し反省です。
とはいえ、その時点ではまだ脚も動いていて、「どこまで持つかな」と様子を見ながら走っていました。
35kmまではかなり粘れた
前半から中盤にかけては、想像していたよりもしっかり走れていました。
5kmごとのラップで見ても、35kmまでは大きな落ち込みはなく、かなり粘れていたと思います。
もちろん余裕たっぷり、という感じではありません。
それでも30kmを過ぎても大崩れの気配はなく、「今日は案外、最後まで形を残せるかもしれない」と感じながら走れていました。
この35kmまでの粘りは、今回の収穫としてまず挙げていいところです。

3:45ペーサーを追わなかった判断
折り返しのあと、3時間45分のペースランナーに抜かれた場面では、少し気持ちが動きました。
「あれ、付いていけるかも」と思ったのも事実ですし、少し頑張れば追いつけそうな感覚もありました。
でも、そこで思い出したのが今回の狙いでした。
今日は出し切る日じゃない。
無理に追って後半を壊すより、今の状態でどこまでまとめられるかを見るレースだ。
そう考えて、あえて追わない選択をしました。
結果的にラスト2kmは今回の中でもいちばんペースが落ちたので、あの判断は間違っていなかったと思います。
苦しくなってからも、完全に崩れるところまではいかなかった。
今回の板橋は、そのあたりも含めて“冷静にまとめたレース”だったと感じています。



そして、完走後のシャーベットがうまい!
データで振り返る今回の板橋
感覚としては後半かなり苦しかったのですが、数字を見返すと今回の板橋は単純な失速レースではありませんでした。
35kmまではかなり安定していて、終盤は大きく崩れたというより、少しずつ削られながら粘っていた。
まずは公式ラップとGarminデータから、その流れを整理してみます。
公式ラップで見るレース全体
まず5kmごとの公式ラップを見ると、35kmまではかなり安定していました。
26分40秒台〜26分50秒台で並んでいて、明確に落ちたのは35km以降です。
40kmまでの5kmは27:35、ラスト2.195kmは12:33。
終盤はしっかり苦しくなっていますが、30kmを過ぎてすぐに崩れたわけではなく、35kmあたりまではかなり持ちこたえていたと見てよさそうです。
| 区間 | ラップ | 平均ペース |
|---|---|---|
| 5km | 26:47 | 5:21/km |
| 10km | 26:41 | 5:20/km |
| 15km | 26:55 | 5:23/km |
| 20km | 26:40 | 5:20/km |
| 25km | 26:43 | 5:21/km |
| 30km | 26:58 | 5:24/km |
| 35km | 26:55 | 5:23/km |
| 40km | 27:35 | 5:31/km |
| Finish(2.195km) | 12:33 | 5:43/km |
前半ハーフと後半ハーフをどう見るか
前半ハーフは1:54:54、後半ハーフは1:52:53。
数字だけを見ると後半の方が速く、ハーフ単位ではネガティブスプリットになっています。
ただ、体感としては後半の方が明らかに苦しく、特に35km以降はしっかり落ちた感覚がありました。
これは後半が楽だったのではなく、中盤まで粘れたぶん、ハーフ全体では後半の数字が大きく崩れなかったと考えるのが自然です。
| 区分 | タイム | 差 |
|---|---|---|
| 前半ハーフ | 1:54:54 | – |
| 後半ハーフ | 1:52:53 | -2:01 |
Garminデータで見えた失速の正体
Garminの5kmごとの区間データを見ると、終盤の変化がかなりはっきり出ています。
35〜40kmでは平均ペースが5:31/km、40km以降は5:43/kmまで低下。
一方で、平均心拍は169、171と上がっていて、ピッチも186前後を保てていました。
つまり、回転そのものは大きく崩れていません。
その反面、平均ストライドは35〜40kmで0.98、40km以降は0.95まで低下。
前半〜中盤の1.00〜1.05と比べると、終盤は一歩の伸びがかなり小さくなっていました。
つまり今回の失速は、心肺が先に潰れたというより、後半の推進力が少しずつ削られ、ストライドの低下をピッチで補いながら粘った形だったと言えそうです。
| 区間 | 平均ペース | 平均心拍 | 平均ピッチ | 平均ストライド |
|---|---|---|---|---|
| 0〜5km | 5:21/km | 147 | 178 | 1.05 |
| 5〜10km | 5:20/km | 153 | 180 | 1.04 |
| 10〜15km | 5:23/km | 152 | 182 | 1.02 |
| 15〜20km | 5:20/km | 153 | 185 | 1.01 |
| 20〜25km | 5:21/km | 157 | 184 | 1.01 |
| 25〜30km | 5:24/km | 160 | 186 | 1.00 |
| 30〜35km | 5:23/km | 166 | 186 | 1.00 |
| 35〜40km | 5:31/km | 169 | 186 | 0.98 |
| 40km〜Goal | 5:43/km | 171 | 184 | 0.95 |
| 合計 | 5:24/km | 158 | 183 | 1.01 |
2023年の板橋との違いと今回の収穫
2023年の板橋は4:13:40、ラスト2kmで足が止まった
板橋CITYマラソンは、自分にとって初フルを走った大会でもあります。
2023年の結果は4:13:40。ギリギリのペースで進みながら、最後の2kmで完全に足が止まりました。
フルマラソンの厳しさを思い切り味わったレースでしたし、「板橋」と聞くと今でもあの終盤のしんどさを思い出します。
そう考えると、今回の板橋はただの1レースではなく、自分の中では少し特別な意味を持つ大会でした。
今回は“冷静にまとめられた”
今回も序盤は少し速く入りましたし、終盤はしっかり苦しくなりました。
決して完璧なレースではありませんし、快走だったとも言えません。
それでも、2023年とのいちばん大きな違いは、崩れ方を小さくできたことだと思います。
3:45ペーサーに抜かれた場面でも無理に追わず、終盤は落ちながらも完全には壊さなかった。
結果として3:47:47でまとめられたのは、脚力だけでなく、レース判断の面でも少し成長できた証拠かなと感じています。
今後の課題は後半の推進力
一方で、課題もかなりはっきり見えました。
今回の終盤は、心拍やピッチを保ちながらもストライドが落ちていて、前に進む力が少しずつ削られていました。
水戸のPBレースのように、後半もストライドを保ったまま押し切る感覚には、まだ戻り切っていません。
今後のテーマは、無理にストライドを伸ばすことではなく、後半に小さくなりすぎないこと。
そのためには、まず継続した走行距離の確保と、30km以降を支える土台づくりが必要だと感じています。
それでも今回の板橋は、失敗レースではありません。
万全ではない状態でも、どこまで粘れて、どこで落ちるのか。
現在地をかなりはっきり確認できた42.195kmでした。
まとめ
今回の板橋CITYマラソンは、決して完璧なレースではありませんでした。
序盤は想定より速く入り、終盤はしっかり落ちた。
それでも35kmまでは形を残し、大崩れせずに3:47:47でまとめられたことには、確かな価値があると思っています。

初フルでラスト2kmに足が止まった板橋。
あの大会を、今は冷静に走り切れた。
それだけでも、今回の42.195kmには十分意味がありました。
課題も収穫も、かなりはっきり見えた一戦です。
この板橋を、次につながる一歩としてまた積み上げていきたいと思います。
おわりに
快走とは言えなくても、こうして振り返ってみると、今回の板橋CITYマラソンにはしっかり意味がありました。
うまくいったことも、足りなかったことも含めて、次につながる42.195kmだったと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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