こんにちは、すずパパです。
Garmin Forerunner 965を使ってランニングをしている中で、ここ最近、GPSまわりの挙動がおかしくなることがありました。
走っている最中のペースが急に速くなったり、逆に遅くなったり。最初は「GPSウォッチなら多少の誤差はあるかな」と思っていたのですが、走行後にルートを確認すると、実際には走っていない場所を直線的に通っているようなログもありました。
いわゆる、GPSのワープ。
今回は、Garmin Forerunner 965で起きたGPS軌跡の乱れと、実際に試した設定変更、Garmin Expressでの更新確認、その後の改善傾向について、備忘録としてまとめておきます。
今回はForerunner 965での実体験ですが、同じようにGarmin Forerunnerシリーズで「ペース表示が不安定」「GPS軌跡がズレる」「ログがワープする」と感じている方の参考になればうれしいです。
Garmin Forerunner 965で起きたGPS不調の症状
今回気になった症状は、大きく分けると2つです。
ラン中の現在ペースが乱高下する
まず気になったのは、ランニング中の現在ペースが安定しないこと。
体感としては一定のペースで走っているつもりなのに、時計上では急に速く表示されたり、逆に大きく遅く表示されたりする場面がありました。
現在ペースはもともと多少ブレるものだと思っています。特にカーブが多い道や住宅街、木の多い場所では、多少の上下は仕方ない部分もあります。
ただ、今回は「さすがにちょっとおかしいな」と感じるレベル。ジョグ中でも表示ペースが落ち着かず、走っていて気持ち悪さがありました。
1回だけ大きな経路ワープが発生
決定的に気になったのが、走行後に確認したGPS軌跡です。
実際には走っていない場所を、直線的にショートカットしたようなログが残っていました。道路や橋の位置関係を無視して、途中から別地点へ飛んでいるような状態です。
大きな経路ワープが出たのは、現時点ではこの1回のみ。ただ、このログを見てから「これは設定を見直した方がいいな」と思うようになりました。

この時点では、単なる現在ペースのブレではなく、GPSログそのものが乱れている可能性が高そうだと感じました。
まず試した設定変更
経路ワープに気づいたあと、まずGarmin Forerunner 965本体側の設定を見直しました。
最初に変更したのは、GPS設定とデータ記録の2つです。
どちらの設定も、まずは時計本体の左中央にあるUPキーを長押ししてメニューを開きます。

UPキーを長押ししてメニューを開いたら、下にスクロールして「設定」に入ります。そこから「システム」へ進むと、GPS設定やデータ記録の項目を変更できます。
GPSを「自動選択」から「マルチGNSSマルチバンド」へ変更
それまでGPS設定は「自動選択」にしていました。
Forerunner 965はマルチGNSSマルチバンドに対応しているので、より精度を優先するために、GPS設定を「マルチGNSSマルチバンド」へ変更しました。
変更手順は以下の通りです。
- UPキー長押し
- 下にスクロールして「設定」へ
- システム
- GPS
- 「マルチGNSSマルチバンド」へ変更

今回変更したのは、ランアクティビティごとの個別設定ではなく、本体側のシステム設定です。
メニュー名や表示位置は、ソフトウェアバージョンや表示設定によって少し違う可能性があります。
データ記録を「スマート」から「毎秒」へ変更
あわせて、データ記録の設定も確認しました。
この時点では、データ記録が「スマート」になっていました。そこで、より細かくログを残せるように「毎秒」へ変更しました。
変更手順は以下の通りです。
- UPキー長押し
- 下にスクロールして「設定」へ
- システム
- データ記録
- 頻度
- 「毎秒」へ変更

GPS軌跡の記録を少しでも細かく残したいなら、ここは「毎秒」にしておいた方がよさそうです。
それでもペース乱高下と軌跡ズレは残った
GPSを「マルチGNSSマルチバンド」に変更し、データ記録も「毎秒」に変更。
これで改善するかと思ったのですが、結果としては完全には直りませんでした。
大きな経路ワープはその後再発していないものの、ラン中の現在ペースの乱高下はまだ残る状態。さらに、走行後の地図を見ると、道路の上をきれいにトレースしていない日もありました。
距離としては大きくズレていない日もありましたが、軌跡が道路から並行してズレているようなログもあり、まだGPSまわりが不安定な印象です。

そこで次に確認したのが、Garmin Expressでの更新です。
Garmin Expressで更新を試した
本体側の設定変更だけでは、ペースの乱高下や軌跡ズレはまだ残っていました。
そこで次に試したのが、PC用ソフトのGarmin Expressでの更新確認です。
Garmin Expressとは?
Garmin Expressは、Garmin製品をPCと接続して使うためのソフトです。
普段のアクティビティ同期はスマホのGarmin Connectで行っていますし、ソフトウェア更新もGarmin本体に通知が来たタイミングで実施できていました。
そのため、Garmin Expressに接続しないとソフトウェア更新ができない、というわけではありません。
ただ、今回はGPS軌跡の乱れが気になったため、念のためPCのGarmin Expressにも初めて接続してみることにしました。
Garmin ExpressでForerunner 965を更新するには、時計をPCに接続する必要があります。
Forerunner 965付属のケーブルはUSB Type-C接続なので、USB Type-C端子のないPCでは、そのまま接続できません。その場合は、USB Type-AからType-Cへ変換できるアダプターを使うと接続しやすくなります。
下記の変換アダプターは、私が実際にGarmin Express接続時に使っているものです。
PC環境やケーブルとの相性もあるため、すべての環境での動作を保証するものではありませんが、参考にしていただければと思います。
Garmin Expressでは、接続したデバイスの状態を確認したり、必要に応じて地図やソフトウェアの更新を確認できます。今回のケースでは、Garmin Express側で地図やソフトウェアの更新が表示されたため、そのまま更新を実施しました。
Garmin Expressで地図・ソフトウェアを更新
実際にForerunner 965をPCへ接続し、Garmin Expressで確認してみると、地図やソフトウェアの更新が表示されました。
これまでGarmin Expressには接続していなかったので、Garmin Connectや本体通知だけでは確認しきれていなかった更新が残っていたのかもしれません。
表示された更新を実施し、Forerunner 965側の状態をあらためて最新にしました。

Garmin Expressに接続したことが、今回の改善に直接つながったのかは断言できません。
ただ、GPS軌跡が不安定なときは、Garmin Connectでの同期に加えて、Garmin Expressでも更新状況を確認しておいて損はないと感じました。
バージョン情報も確認
Garmin Expressで更新したあと、Garmin Connectアプリ側からForerunner 965のバージョン情報も確認しました。
表示されていた内容は、ソフトウェアバージョンやGPS、Wi-Fi、CIQ、Sensor Hubなどの情報です。
今回の画面では、ソフトウェアバージョンは27.09、GPSは13.00と表示されていました。

この画面だけでGPS不調の原因が分かるわけではありません。ただ、更新後に本体側のバージョン情報を確認した記録として、備忘録的に残しておきます。
GPS補助データの状態も確認
あわせて、時計本体側でもGPS関連の表示を確認しました。
GPSウォッチには、衛星を見つけやすくするための補助データがあります。Garminでは、このGPS関連データが「CPE」「EPO」「Ephemeris」などの名称で表示されることがあるようです。
Forerunner 965では、以下の手順でバージョン情報を確認できます。
- UPキー長押し
- 設定
- システム
- バージョン情報
今回、Forerunner 965の画面では「CPE」という項目は見つかりませんでしたが、「Ephemeris:現在の校正値」という表示がありました。
Ephemerisは、GPS衛星の位置を予測するためのデータのこと。ざっくり言えば、GPSが衛星を探しやすくするための下準備データです。
この表示が「現在の校正値」になっていたので、少なくともGPS補助データは有効な状態と見てよさそうです。

更新後のランではひとまず改善傾向
Garmin Expressで地図・ソフトウェアを更新したあと、翌朝の5kmジョグでもGPS軌跡を確認しました。
全く同じルートではありませんが、ここ最近のログと比べると、かなりまともにトレースしていた印象です。
大きな直線ワープはなく、道路沿いにもおおむね乗っていました。細かく見れば多少のズレはありますが、GarminのGPSログとしては許容範囲かなと感じます。
これで完全に解決したとはまだ言い切れません。
ただ、少なくとも今回の確認ランでは、問題になったような大きな経路ワープは出ませんでした。ここ最近と比べると、ひとまず一段落と見てよさそうです。
ペース推移で見るGPS不調の変化
更新後のランではGPS軌跡がかなりまともに戻った印象でしたが、ペース推移を並べてみると、今回の不調の流れがさらに分かりやすくなりました。
4月17日は比較的安定していた一方で、5月22日のワープ発生日はペースの乱高下がかなり目立つ状態でした。
その後、GPS設定を「マルチGNSSマルチバンド」に変更し、データ記録を「毎秒」に変えたあとの5月25日も、まだペースの上下は残っていました。
Garmin Expressで更新したあとに走った5月28日のログでは、ここ最近のものと比べてかなり安定した推移になっていました。これだけで原因を断定することはできませんが、今回の変化としてはかなり分かりやすい結果でした。

もちろん、「Garmin Expressの更新だけで改善した」とは言い切れません。
ただ、設定変更だけでは残っていたペースの乱高下が、更新後のランではかなり落ち着いたのも事実。GPS軌跡だけでなく、ペース推移の変化もあわせて見ると、今回の流れがかなり整理しやすくなりました。
今回試した対処法まとめ
今回、Garmin Forerunner 965のGPS不調に対して試したことをまとめると、以下の通りです。
- GPS設定を「自動選択」から「マルチGNSSマルチバンド」に変更
- データ記録を「スマート」から「毎秒」に変更
- Garmin Connectで同期
- Garmin Expressに初接続
- Garmin Expressで地図・ソフトウェアを更新
- Garmin Connectからバージョン情報を確認
- 時計本体でEphemerisの状態を確認
- 更新後のランでGPS軌跡を再確認
設定変更だけでは、ペース乱高下や軌跡ズレは完全には改善しませんでした。
一方で、Garmin Expressで更新したあとの確認ランでは、少なくとも大きなワープは見られず、ペース推移もかなり落ち着いた印象です。
おわりに|完全解決ではないけれど、ひとまず一段落
今回のGarmin Forerunner 965のGPS不調は、ラン中の現在ペースの乱高下と、1回だけ発生した大きな経路ワープがきっかけでした。
GPS設定をマルチGNSSマルチバンドへ変更し、データ記録も毎秒へ変更。それでもペースの乱高下や軌跡のズレは残ったため、Garmin Expressで地図・ソフトウェア更新を実施しました。
その後の確認ランでは、ここ最近よりもかなりまともにトレースしていたので、ひとまず一段落と見ています。
ただし、これで完全に直ったと断言するには、もう少し様子を見る必要がありそうです。今後また同じようなワープや大きなズレが出るようなら、Garminサポートへの相談も検討するつもりです。
ラン中の現在ペースが少しブレるだけなら、GPSウォッチではよくあることかもしれません。ただ、走行後の軌跡が明らかにワープしていたり、道路から大きく外れていたりする場合は、設定や更新状況を一度見直しておいて損はないと感じました。
今回はForerunner 965での実体験ですが、同じようにGarmin ForerunnerシリーズでGPS軌跡やペース表示が気になっている方にも、何かしら参考になればうれしいです。
▼garmin新作が発売しました。
▼私の965はさらに旧製品に…。ただ今でもおすすめできます!


















































コメント