こんにちは!

すっかりポータブル電源キャンプにハマってしまった、すずパパ(Follow @suzu_camp)です!
2021年8月から始まったポータブル電源ライフ。
『BLUETTI(ブルーティ) EB70』を使ってのキャンプは快適の一言。

716Whの大容量は扇風機やインフレータブルカヤックの空気入れはもちろん、スマホやタブレットの充電も余裕でした。数回、夏キャンプに持っていきましたが、容量を使い切ることはありませんでした。
しかし、先日の1泊2日の冬キャンプでは朝まで持ちませんでした。冬に使う電気毛布などの暖房器具は結構消費電力が高いものが多いですからね…。
そうなると、現地でもポータブル電源に充電する機能が欲しくなりますよね。

そう!ソーラーパネルがっ!
と言うわけで、今回はBLUETTI JAPANのソーラーパネル、SP200をレビューします!

- SP200の特徴は?
- SP200のキャンプでの使用感は?
- SP200の実際の充電速度は?
- ソーラーパネル、実際に使えるの?
そんな疑問をお持ちの方のお役に立てればと思います。
良かったら、読んでいってください。
BLUETTI(ブルーティ)とは?
昨年、ポータブル電源のレビューをしたときは「あまり聞きなれない」と書いたBLUETTI。
現在はSNSや広告での発信も多く、ポータブル電源メーカーとして結構認知されてきていると思います!

EB70のゆるキャン△モデルも発売したりしてますしね!
リンちゃんつながりですね!BLUETTIのバッテリーは安全性の高いリン酸鉄蓄電池を使ってますし…w



ポータブル電源EB70のレビューは下記記事を参照ください。
BLUETTI SP200の特徴
まずはSP200の特徴と仕様を紹介しておきましょう!
最大200Wの高出力
ウリのひとつは200Wの高出力!
ソーラーパネルを使用する上で一番気になるのは、実際の充電時間でしょう!
200Wの出力、これは現在発売されているポータブル向けソーラーパネルの中ではトップクラスとなっています。充電の速さを期待させる仕様!!
そしてBLUETTI SP200は23.5%の高い変換効率を有するソーラーパネルを4枚搭載しています。


とは言え、各社同程度の仕様のものが用意されているので、ポータブル電源のメーカーと同一のものを選ぶほうが無難でしょう。
ちなみにBLUETTIの各ポータブル電源への充電参考時間は下記の様になっています。

私が所有する『BLUETTI EB70』(容量:716Wh)への充電時間は6~6.5時間とのこと。
716Wh/6h=120W
平均120W以上であれば6時間で満充電ができる計算になります。

上の画像のINPUTが平均120W以上であれば6時間で満充電ができる計算です。そして、理論上最高の200Wで出力されれば、3.5時間で充電完了できるハズ!と思いましたが、変換効率は70%とのことなので140Wあたりが最大出力なのかもしれません。
実際に使ってみると、安定して120W以上を維持するのはなかなか難しそうでした。
太陽光の強さ・雲の多さ・こまめな角度変更など、関連する要素が多く、厳密な充電時間は推定できないところです。

実際の充電状況は後半にて!
IP65の防塵防水性能
SP200はIP65の防塵防水性能を有しています。

防塵特性『6』(最大は6):塵埃の侵入がない
防水特性『5』(最大は8):あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない
キャンプやアウトドアの屋外レジャー、または災害時の緊急充電に使うことを考えると、とてもありがたい仕様ですね。防水性能『5』は小雨くらいなら耐えられるくらいでしょうか?

ちなみにiphone12はIP68と耐水性能も最高になっています。

高い安全性と2年保証
過負荷保護、過電圧保護などの機能もあり、信頼性が高いと思われます。また2年保証があるのもありがたいところですね。

SP200の仕様
続いて仕様一覧です。
定格電力 | 200W |
---|---|
ソーラーセル | Sunpower |
太陽電池積層方式 | ETFE |
セール変換効率 | Up to 23.5% |
出力電圧(Max.) | 20V |
出力電流(Max.) | 10A |
負荷遮断電圧(Voc) | 24V |
ショート電流(Isc) | 11A |
作業環境温度 | -10℃ 〜 65℃ |
ベストワーキング温度 | +25℃ |
折り畳み枚数 | 4枚 |
サイズ(展開時) | 220 × 52cm |
サイズ(収納時) | 52.5 × 52cm |
重さ | 6.5kg |
保証期間 | 24ヶ月 |

公式サイトの仕様を載せてみましたが、ぶっちゃけあまり理解できていません。主な内容を整理します。
作業環境温度が-10℃以上と言うことで、冬キャンプでも使えますね!ソーラー発電ができる日中で氷点下と言うシーンはあんまりないとは思いますがw
そして、サイズは52.5x52.5cmで重量は6.5kg!
最初、箱が届いた時も驚きましたが、なかなかのサイズ感ですよ!ワンサイズ小さめのSP120という機種もありますが、充電速度が遅くなります。
SP200に付属する接続ケーブルはソーラーパネル本体と一体となったはMC4ケーブルです。ポータブル電源とMC4ケーブルをつなぐケーブルは、ポータブル電源に付属しています。
BLUETTI(EB70)の場合MC4ソーラー充電ケーブル(MC4 to DC7909)ですが、対応するケーブルがあれば、他社製のポータブル電源にも接続することができます。
SP200の価格
そして気になるSP200の価格は?下位機種の価格も掲載します。
ソーラーパネル
・SP200:58,980円
・SP120:38,980円
ポータブル電源
・EB70:78,980円
・EB55:59,800円
(価格は公式サイト調べ。2022/2/2現在)
SP200の価格は58,980円と正直安いものとは言えません。しかもポータブル電源と同時に買おうとすると結構ハードルが高いですよね。

販売サイトによって結構値段が違うのでよく確認してください。
そして、お得に購入するには…
BLUETTIでは定期的にセールを行っています。購入検討するならこういう時がおすすめです。ちなみに2月14日現在、楽天市場ではSP200で9,000円オフクーポンが配布されています!

・BLUETTI EB70 ポータブル電源
・BLUETTI EB55 ポータブル電源

・BLUETTI SP120 ソーラーパネル
・BLUETTI EB70 ポータブル電源
・BLUETTI EB55 ポータブル電源

・BLUETTI SP120 ソーラーパネル
・BLUETTI EB70 ポータブル電源
・BLUETTI EB55 ポータブル電源

・BLUETTI SP120 ソーラーパネル
・BLUETTI EB70 ポータブル電源
・BLUETTI EB55 ポータブル電源
BLUETTI SP200レビュー
SP200 外観チェック
正直、家に届いた箱の大きさには驚きました!

でかっ!
箱から取り出し手に持つとこんな感じ!

重量6.5kgは微妙に重さを感じます。軽すぎても風で飛ばされてしまいそうですし、ある程度の重さは必要でしょうw

とはいえ、持ち手は握りやすく、持ち運び性は良好です。

EB70(9.7kg)と同時に持つと、さらに重量を感じます。ですが、車からサイトくらいなら女性でも持ち運べないほどではないと思います。
ちなみにEB70は専用の収納バッグに入れています。アダプタやケーブル類も一緒に入れられるので便利です。防水でクッション性も良好なスグレモノです。

おすすめです!
これは自費で購入しています!
SP200 使用方法

では、実際に使っていきましょう!

本体下部にあるふたつのロックを外します。

4つ折りになっているパネルを広げます。
パネルについている折りたたみ式スタンドを広げれば自立します。ただ、立てている際中、何回かスタンドが戻ってしまい倒れることもありました。両端を何回か行ったり来たりして安定させました。

続いて、ケーブル接続です。画像左側がパネル本体とつながっているMC4ケーブルです。画像右側がポータブル電源付属のMC4ソーラー充電ケーブル(MC4 to DC7909)です。

2つを繋ぎ、ケーブルをポータブル電源に接続します。

接続が終われば、自動でソーラー発電と充電がスタートします。画像では79Wで充電されています。

難しいことはありません。簡単に充電スタートできると思います!
BLUETTI SP200持ってキャンプに行こう!
SP200 実際に使ってみた!
BLUETTI SP200のデビューは2022年一発目のキャンプ!

テントはノルディスク ウトガルドをセレクト!
ファミキャンか?と、思わせつつ…


まぁ、ソロキャンプなんですけどねwww
幕内の半分くらいしか使わない、ゆとりの空間!ストーブの暖まりが悪いwww

ポータブル電源の使用目的は主に電気しき毛布です。やはり地面からの冷気を遮るにはホットカーペットですよね!(これは電気しき毛布ですけど)

消費電力は60W!EB70なら10時間くらいで空になる計算ですね。
ちょっと誤算だったのは、弱・中・強のどれでも60Wだったこと…。弱なら小電力かと思ったのですが…。

寒い夜、早めにテントに引き籠り、敷き毛布の上で暖を取っていました。起床時の気温は、幕内-1.5℃・幕外-3.2℃でした。
そして、目が覚めると電気敷毛布が冷たい…。えぇ…

使い始めから朝まで10時間以上。予想通り使い切ってしまいました。もし二泊のキャンプだったら、極寒の夜が待ち構えているところですね。

そんな時でもソーラーパネルがあれば安心!二日目の日中に充電できますからね!

と言うわけで、実際に充電してみた結果をまとめたいと思います。
実際に充電してみた①(曇天)
まずは実際にキャンプ場で早朝から充電をしてみました。結果は下記の通り
- 充電時間:9時~11時(2時間)
- 天気:太陽光あり雲多め
- 入力電力:64W~115W(最大)
- 結果:表示は0%のまま(20%未満)
- 電気敷き毛布使用可能時間:実績1時間45分(推定約100Wh充電)
状況説明です。



帰宅後、電気しき毛布を接続してみました。平均60Wの使用電力で1時間45分使うことができました。
60Wx1.75h=105Wh
2時間で約100W充電できた計算になります。8時間充電できたとして約400W。この時の日差しでは、日中で満充電はちょっと無理そうな感じでした。
400Wならこの電気毛布は7時間くらい使えると思います。

なんとか二日目の夜にも使えそうですね。
実際に充電してみた②(晴天)
薄曇りの充電では日中で満充電にするのは無理そうでした。
では晴天なら?と言うわけで、ある晴れた日曜日に自宅で試してみました。
- 実験時間:8時~16時(8時間)
- 1時間毎に充電量と充電電力の値をチェック
- パネルは太陽の方に都度向きを変える


実験中の最大INPUT電力は155Wでした!
測定結果は下記の通り!
CHARGE | INPUT(W) | |
---|---|---|
8:00 | 0% | 120 |
10:30 | 40% | 150 |
11:00 | 40% | 120 |
12:00 | 60% | 50 |
13:00 | 60% | 60 |
14:00 | 80% | 80 |
15:00 | 80% | 20 |
16:00 | 80% | 20 |
- 充電時間:8時~16時
- 天気:午前中晴れ、午後雲多め
- 入力電力:20W~150W
- 結果:80%表示(推定600Wh充電)
午前中は晴れ間も多く、120W以上の入力がありました。午後になると雲が多く、100Wを割り込む時間が多くなりました。15時以降は完全に曇り空に…。こうなると20W以下に…
結果、8時間の実験で満タンまで充電することはできませんでした。
その後、家の中でアダプタでの充電を行いました。まず200Wで30分、その後40Wで30分充電が行われ、完了の緑ランプが点灯しました。推定充電量120W。これはEB70の容量の16%程度。ソーラー充電で80%以上充電されたことが推定できます。

予想以上に天候に影響されることがわかりました。
まとめ
今回はBLUETTIのソーラーパネルSP200を実際に充電してみた結果をレビューしました。

結論としては、あればよりポータブル電源ライフが捗ること間違いなしですね!特に電気毛布等の暖房器具の使用が多い、冬場は使用機会が多くなることでしょう。
そこで、1泊目で使い切った状態を想定し、二日目の日中でどこまで充電できるかをチェックしてみました!
- 1回目(曇天)2時間:20%未満(推定100Wh充電)
- 2回目(晴れ→曇天)8時間:80%以上(推定600Wh充電)
2回の実験はどちらも雲が多めで、100%までの充電はできませんでした。とは言え、2回目の充電量があれば、二日目の夜も十分対応可能だと思います。
雲がかかると途端に充電量が落ちます。予想以上に雲の影響が強いことがわかりました。
今回は冬場の実験でしたが、日差しの強い夏場ならもっと充電できていたと思います。
ですが、実際のキャンプでも天気に恵まれるかはわかりませんから、こう言う事態の想定も必要でしょう。ポータブル電源+ソーラーパネルに頼り切るのは危険ですが、快適なキャンプを行うための+αとして使っていきたいと思います。
なるべく家で充電した状態で持っていきたいところではありますが、EB70にはカー充電用のケーブルも付属しています。こちらも併用して活用していきたいですね。
もちろん災害による停電や、避難生活時にも役立ってくれるアイテムだと思います。

ただ、災害を想定すると、どこに置いておくか悩みますね
地震だと家から持ち出す余裕もなさそうですし、洪水なら車もアウトだろうし…
どこがベストなんだろう??

↑初めての人に便利なセット品もあります(セット内容要確認!)。
↓の様なアイテムがあれば、ソーラーパネルを2枚使って同時充電も可能な様ですよ!気になる方はチェックしてみてください
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