こんにちは!
キャンプに電源は邪道です!
そう思っていたこともあるすずパパ(Follow @suzu_camp)です!
ここ数年、キャンプシーンで見かけることが多くなってきたポータブル電源。
皆さんは使ったこと、ありますか?
私もキャンプや災害時用に欲しくなり調べてはいましたが、なかなか購入に至らず…
今回、BLUETTI JAPAN様より提供いただきましたので、『BLUETTI(ブルーティ) EB70』のレビューをしたいと思います。
- ポータブル電源は欲しいけど、どれがいいの?
- EB70の特徴は?
- EB70のキャンプでの使用感は?
そんな疑問をお持ちの方のお役に立てればと思います。
良かったら、読んでいってくださいm(__)m
ポータブル電源の選び方
購入検討に当たり調べた、ポータブル電源の選び方のポイントは下記の通り。
- バッテリー容量
- 定格出力
- 出力ポートの種類
- 安全性
- サポート
容量・出力共に大きければ、それだけ多くのデバイスに給電できますが、その分バッテリーも大きく重くなります。そのせいで持ち運びが負担になってしまっては、本末転倒です。
モバイルバッテリーと違い、コンセント出力(AC出力)もできるポータブル電源。自分の用途にあったポート数や種類のものを選びましょう。
安全性を考えると最低限PSEマークは欲しいところ。PSEマークは電気用品安全法に基づく適合性検査に合格した証明です。ちょっと怪しいメーカーのものにはないこともあるので注意。それ以外の認証機関もあります。また電池の種類によっても安全性や寿命に違いがあるので、購入時にはチェックしておいきましょう。
日本語で問い合わせができるサポート体制が整っている会社の製品にしましょう。
以上、ざっと説明しましたが、それらを踏まえた上で本題へいきましょう!
BLUETTI(ブルーティ)とは?
あまり聞きなれないBLUETTI(ブルーティ)と言うブランドについて。
まずは会社関係を整理しつつ説明していきたいと思います。
Poweroak(パワーオーク)社が開発したポータブル電源のブランド
Poweroakは2009年に中国深圳(シンセン)からスタート。
そして2021年、ポータブル電源「BLUETTI(ブルーティ)」の日本での拡充のためにBLUETTI JAPAN株式会社が誕生。
日本での展開は始まったばかりですが、魅力的な性能とデザインのモバイルバッテリーを販売しています。Twitterのアイコンの女の子がかわいいです(o^―^o)
BLUETTI EB70について
EB70の仕様
まずはサイズ・入出力仕様などを整理しておきましょう!
BLUETTI EB70の仕様は下記の通り!
重量 | 9.7kg | |
---|---|---|
サイズ | 320x217x222mm | |
容量 | 716Wh | |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池 | |
作業環境温度 | -20℃~40℃ | |
AC出力 | 100~120V x4ポート | Max700W |
USB-A出力 | 5V/3A x2ポート | |
USB-C出力 | PD3.0 x2ポート | Max100W |
シガーソケット出力 | 12V/10A x1ポート | Max120W |
DC出力 | 12V/10A x2ポート | Max120W |
ワイヤレス充電 | 15W x1ポート | |
AC充電 | 12V~28V 3~4時間 | Max200W |
カー充電 | 12V 7~8時間/24V 3~4時間 | |
認証 | PSE、FCC、CE、UN38.3、MSD、UL and ROHS | |
保証期間 | 2年 |
太字の項目が特徴ある仕様です。
特徴については後述します!
豊富な出力端子があるのがわかります!
コンセント出力(AC出力)は4ポート!USBは2ポート!上面でワイヤレス充電も可能です!
EB70のカラー
BLUETTI EB70のカラーは下記3色!
気になる色はありましたか?
私はカーマイン(レッド)!!
EB70の価格
気になる価格は…
結構お高く感じますよね!
けど、容量当たりの価格を調べてみるとそんなに高くないですよ!
容量700Wh前後の商品を調べてみると、他機種も100円/Wh前後のものが多かったです。そうなると性能やポート数の差でBLUETTI EB70の優位が感じられます。
80,000円/700Whの製品群の下には40,000円/300Whの製品群があります。
BLUETTI EB70の特徴
では、BLUETTI EB70の特徴をチェックしていきましょう!
大容量716Wh!定格出力700W
まずは容量から!
容量が多くなればなるほど、サイズも重さも大きくなっていきます。自分の許容できるサイズがどの程度なのか購入前のチェックが大事ですね。
このBLUETTI EB70の容量は716Whとポータブル電源の中では中くらいに位置しています。
「Wh(1時間辺りの電力量)」と言われてもピンと来ないですよね?
「Wh(1時間辺りの電力量)」と言われてもピンと来ないですよね?スマホのバッテリー容量でおなじみmAhに換算してみると
ワット時定格量(Wh)= 定格定量(mAh)× 3.7(V) ÷ 1000です。
よって、716Wh=193,513.5mAhとなります
これでどのくらい使用できるかと言うと…
かなりの大容量だというのがわかると思います。
消費電力60Wのミニ冷蔵庫を10時間使いたいなら、600Wh(60Wx10h)の容量が必要になります。
また定格出力が700Wなので、合計700Wまで同時に使えます。ただしその場合1時間程度しか使えませんが…。
60Wのミニ冷蔵庫で約10時間!
1泊のキャンプなら何とかなるかな!?
ACポートは安心の純正弦波!!
安全で長寿命!
BLUETTI EB70に搭載されているバッテリーは、リチウムイオン電池の中でも特に安全性の高いリン酸鉄リチウムバッテリーを使用しています。
しかも、電気自動車用バッテリーにも採用されるプレミアム版とのこと。
またリン酸鉄リチウムバッテリーは電池寿命が長いというメリットもあります。
充放電サイクル回数は脅威の2500回以上!
1日1回充電放電を繰り返したとしても、約7年使える計算になります!
寒さに強い
リン酸鉄リチウムバッテリーは低温にも強く、-20℃の環境でもデバイスへの給電が可能とのこと。
冬場電気毛布使っていて、給電されなかったら死活問題ですからね(;^ω^)
低温に強くないと冬キャンでは安心して使えません!
BLUETTI EB70レビュー
では、手元に来た商品を実際にチェックしていきましょう!
EB70 外観チェック
入力端子、出力端子ともに前面にあり!右上はLEDライト。
妻に持ってもらいましたが、約10kgはさすがに重かった様です。
EB70 付属品チェック
EB70 充電してみる
充電時はACアダプタやカーチャージャーをインプット端子に接続します。別売りのソーラーパネルでも充電可能です。
充電中はACアダプタと本体のファンが回転しなかなかの騒音となります。例えて言うなら、空気清浄機のパワフルモードくらいかな?掃除機よりは静かです。
気温や負荷による様ですが、寝室で夜中に充電するのは無理そうです。
EB70 使用してみる
給電するにはまず端子を接続します。
そしてAC出力部、DC出力部の左側にある小さいボタンがスイッチになっています。
- スクリーン画面を表示するには、ボタンを1回軽く押す
- 給電をONにするには、ボタンを1秒ほどしっかり押して指を離す。緑のLEDが点灯する
- 給電をOFFにするには、緑LED点灯中にボタンを1回押す
確認したところ上記の操作が公式ですが、ボタン2回押しでも緑のLEDが点灯しONになります。
ここら辺の使い方について取扱説明書に書かれていないのは、ちょっと不親切ですね(;^ω^)
なお、一定時間経過するとスクリーン画面は消灯します。
給電中のバッテリー状態を確認するには、右上のライトのスイッチをON/OFFするのが良いと思います。
BLUETTI EB70持ってキャンプに行こう!
EB70のある風景
先日の早速キャンプに持っていきました!
オートサイトではなかったのでリヤカーで運びました(;^ω^)
持ち運びは帆布のトートバッグで!オレゴニアンキャンパーのログトートです(薪を入れたことはありませんが…w)。もうちょっと、保護できるバッグが欲しいかな。
純正のバッグも販売しています。耐衝撃・防塵・防滴なのでいずれ購入しようと思っています。
こんな感じでベンチや焚き火テーブルに置いて使用しました。
綺麗なカーマイン(レッド)の本体は、私のランタンやパドルとの相性も抜群!キャンプサイト周りのアクセントとしてもこのカラーはいい感じでした!
シーズンズランタンはこの写真を撮るためだけに持ってきました!このあと片付けましたw
今回は下記3つの使い方をしてきました!
EB70+扇風機
購入したばかりで充電が不十分だった扇風機に給電!バッテリー容量7,800mAh(28.8Wh相当)の扇風機に給電しても余裕の残容量!
EB70+ポンプ
インフレータブルカヤックの空気入れに電動ポンプを使いました。いままでは手動で入れていました。入れ終わるころには腰へのダメージがかなりのものでした。
今回はある程度まで電動ポンプで空気を入れ、最後に手動で空気圧を調節しました。今までとは違い、ほとんど疲れずに空気入れが完了しました!
余力を持って湖上カヤックへ…。カヤックへのハードルが下がりました!
使用中の消費電力表示は247W!
EB70+iphone
ワイヤレス給電パッドを利用したスマホの充電は便利のひとこと!
最大15Wまで対応していますが、iphone12では10Wとなりました。
私のiPhoneはROOT.COのケースに入れていますが、そのまま充電可能でした。
EB70+冬キャンプ!
そして早く冬キャンプにも持っていきたいです!
電気毛布は使ってみたいですね!あとはIHプレートとか…。幕内で鍋パーティなんかする時に、カセットコンロより安全ですからね。
電気毛布は中で20~30W前後が多いようですね。これなら30~20時間は使えそうです。家族で2,3枚使っても一晩は余裕そうです。
IHホットプレートは75W~最大1400W。弱火~中火なら利用できそうな気もしますが…。電気毛布分の残量が残っているか…?
今まで、冬でも電源無しで過ごしてきた私ですが、今年の冬は文明の力を大いに使いこなしたいと思います!
良いところとイマイチなところ
良いところ
イマイチなところ
提供していただいた製品にダメ出しするのもなんですが、気になる点も挙げておきます。
本体が給電中なのかの判断になる緑のLEDですが、小さく視認性がイマイチです。特に屋外だと見えにくかったです。ちゃんと給電できているのか心配になることも…。
また、本体の状況確認用のスクリーン表示は一定時間で消えてしまいます。給電していない場合は2秒、給電中、待機中なら30秒。給電していない場合ももう少し表示して欲しかったですね。
上記の仕様は、少しでも本体のバッテリーを給電に使うための仕様だと言うのは想像出来ますが、ちょっと不便を感じました。スクリーン表示用のボタンでもあれば、便利だと思いました。
①と②については今後のモデルで改良される様です!
期待大ですね!この姿勢、好感が持てます!
まとめ
というわけで、BLUETTIのポータブル電源EB70をレビューしてみました!
ちょっと重いですが、男性なら問題なく運べるサイズです!
サイズの問題より大容量の安心感が半端ないです!
視認性や騒音で少し不満は持ちましたが、性能的にはおすすめできるポータブル電源です!
ポータブル電源はゴツいデザインが多いですが、スッキリしたデザインも好感が持てます!
ちょっと小さめのEB55もおすすめ!
そして、ポータブル電源を使ったキャンプにも行ってきました。
電動ポンプが使えるようになったのは大きい!これで、カヤックが捗ります!
他にもポータブル電源があることで、キャンプの幅が広がる予感がします!
妄想も広がります!!
皆さんもポータブル電源キャンプ始めてみませんか?
今回の記事が、皆さんのお役に立てれば幸いですm(__)m
追伸。ソーラーパネルを使った充電にも興味アリ!
ポータブル電源を有効活用するために、こちらもいずれ導入してみたいと思っています!
コメント
60Hzで利用しているようですが関東圏なら50Hzで利用した方がよろしいかと?
扇風機等モーターを使用した製品は特に気にした方が良いかとおもいます。
匿名さま♪
コメントありがとうございます。
>60Hzで利用しているようですが関東圏なら50Hzで利用した方がよろしいかと?
ご指摘ありがとうございます!50Hz、60Hzは最初に設定したのですが、あとからECOモードの設定をする時に変更してしまった様です。
ECOモード設定後もしばらく使っていましたが、言われるまで気づきませんでした!
ダメですね(;^ω^)