暖かくなりキャンプシーズンも本格化してきました。
しかしシーズンが本格化すると同時にヤツラも活動を始めます
そう!虫たちです。
害を及ぼす害虫から、不快感だけを与えてくる虫まで…
自然の中で過ごすキャンプです。完全に排除するのは不可能!それでも痛い思い、不快な思いは少しでも減らしたいですよね。
今回からしばらく、我が家がしてきた対策を紹介していきたいと思います。
キャンプでの虫対策
皆さんはどんな虫よけ(虫除け)対策をしていますか?または、しようと思っていますか?
- 蚊取り線香
- 虫よけスプレー
- 虫よけパッチ
- 空間虫よけ
我が家が利用してきた虫よけ対策はココらへんでしょうか…。数回試してやめたものから、今も続けているものまで…。市販の虫よけグッズにもいろいろありますが、我が家はさらに下記二つを手作りして利用しています。
それが…
- ハッカ油スプレー
- クローブスプレー
の二つです。
キャンプで避けるべき虫は?
キャンプ場で被害にあう可能性が高い虫と言えば、『蚊』『ブヨ、ブユ』『蜂』『ムカデ』でしょうか?
最近では『マダニ』や『ヤマビル』などの危険な虫もいますね。ですが取り上げる範囲が広くなりすぎるので今回は割愛します。
ただ、ヤマビルは最近生息地域が拡大してきているようです。昨年訪問した群馬県のキャンプ場でも被害が発生していましたし、栃木県内の近所の山でも発生しているようです。
蚊
いちばんメジャーな害虫と言えばやっぱり蚊でしょう!池や流れの弱い川、水たまりなどに発生します。薄暗くジメジメした場所への設営は避けたいところ。
有名な蚊としては「アカイエカ」と「ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)」でしょうか。キャンプ場に多くいるのは黒色で白いシマのある「ヒトスジシマカ」と思われます。夕方メインで活動が盛んになります。刺すのはメスのみ
- 地域:本州、四国、九州、南西諸島
- 場所:雑木林、朽ち木の中などに溜まった水、人工的な水たまり
- 時期:5月~11月
ブヨ(ブユ・ブト)
ブヨ(ブユ・ブト)もキャンプ場での害虫の代表格でしょう。蚊より大きく、ハエよりは小さい、見た目はちょっとかわいい感じの虫です(3~5mm)。噛まれて吸血されると、傷跡が大きく腫れ、強いかゆみや痛みが残ります。
- 地域:全国各地
- 場所:渓流の近くや山中、そうした自然環境に近いキャンプ場
- 時期:3月~9月
キレイな水辺に生息し春から夏にかけて活動します。夏場は気温の低い朝夕に発生し、昼間はあまり活動しません。低空を飛ぶ為、短パンやショートソックス等を履いての下半身の露出は避けた方がよいでしょう。また、黄色やオレンジなどの明るい色の衣服には比較的寄ってこないようです。
刺されすぎたうちの妻の写真です。ホント短いズボンはやめましょう(^_^;)
蜂
これが一番人間への恐怖心を与えてきますよね。ミツバチは比較的安心できますが、アシナガバチ、スズメバチが近づいてきた日には…。
最恐なオオスズメバチについて
- 地域:北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 場所:土の中に巣を作ることが多い
- 時期:春~秋(攻撃性が上がるのは7月~10月)
餌場・巣に近づいたため、敵とみなした蜂が襲ってくるケースが多いようです。山中の登山道などでの被害も毎年報告されていますね。スズメバチは巣に近づく相手(数m~10m程度の範囲)に対してアゴを噛み合わせて「カチカチ」という音を出すなどの「威嚇行動」をとります。
また、黒・赤・青等の濃い色の服が狙われやすいと言われています。整髪料や汗にも反応します。手で追い払わず、通り過ぎるのを待つのが最善と言われても、恐怖心で難しそうですね…
蜂の場合はアナフィラキシーショックもあり得るのでより注意が必要ですね。
ムカデ
ムカデは街中での生活ではあまり見かけない害虫のひとつでしょうか?ゴキブリを食べてくれる益虫としての側面もありますが。私の住んでいる田舎地域では、ムカデ話は枚挙にいとまがありません。
夜寝ていると、天井から落ちてきたとか…
朝靴を履いたら、中に入っていたとか…
幸い私は経験ありませんが、遠慮こうむりたいものです。
- 地域:北海道、本州、四国、九州、南西諸島
- 場所:雑木林、落ち葉の下、朽ち木の中、洞窟
- 時期:5月~10月
動きは素早く、気温18度以上になると活発になります。草むらや落ち葉や石の下に潜んでいます。また夜になると動きも活発になるようです。靴や幕内へ侵入してくることもあるかもしれません。
お知り合いのキャンパーさんにムカデの被害にあった方がいます。テント内に入り込んでいたり、ペグケースを持ち上げたらムカデがいて噛まれたとか…。ジメッとした林間キャンプ場等では注意が必要かも…
*上記、虫のイラストはすべていらすとやより引用しています。本当の姿が気になる方はご自分で検索してみてください
被害を受けたときの対策
被害を避けるための対策は次回以降に説明するとして、今回は被害を受けたときの対策を整理しておきたいと思います。刺されるとアレルギー反応により痒みが発生します。掻きむしってしまうと化膿したり悪化することもあるのでお子さんの場合はより注意したいですね
刺されたり咬まれたりしたらどうするか?
- ポイズンリムーバー
- 温熱療法
- 外用薬
- 通院
ポイズンリムーバー
こういうヤツです。
刺された後すぐ使うことで、毒素を吸い取ることができます。時間が経つほどに効果は薄れていきます。ブヨや蜂に刺された(咬まれた)際にはよく使いました。使用後はよく消毒しておきましょう
温熱療法
毒素を出したら温熱療法が効果的です。痒みの原因となる毒成分は熱に弱い性質を持っています。そのため、43~45度程度の熱で毒成分が分解されます(40℃は低すぎて痒みアップ、50℃以上はやけどの危険)。シャワーがあればシャワーで、なければおしぼり等で5分程度温めましょう。
キャンプ場で実践するにはちょっとむずかしい対策ではあるんですが、可能であればやったほうがよいと思います。
この方法は直後のみ有効です。その後の痒みに対しては冷やす方が効果的です。
外用薬
虫刺され用の薬はたくさん販売されていますが、症状に合わせて使い分けるため2種類用意しています。蚊に刺された際に使う通常のものと、ブヨや蜂・ムカデ等の毒虫に刺された際に使うステロイド系外用薬を…。できれば抗ヒスタミン剤成分を含んでいるものを
例として…
ムヒアルファには抗ヒスタミン剤成分を含むジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれています
我が家は、イオン系PB「ハピコム」の『マニューバEX』を使っています(ウェルシアで購入)。
通院
妻や娘がブヨにやられた際は数も多かったので足がパンパンに膨れ上がりました。その時はさすがに皮膚科へ通院しました。ステロイド系の軟膏をもらい、包帯ぐるぐる巻きで帰宅してきました。
虫対策まとめ
如何だったでしょうか?改めて人に危害を加える虫たちの特徴と被害を受けたときの対策についてまとめてみました。
活発に動き回る子供達はそれだけ被害にあう可能性が高いとも言えます。虫による被害で楽しいキャンプがツラい思い出にならない様、万全の対策をして臨みましょう。
かと言って危険そうなことすべて「あれもダメ」「これもダメ」としてしまっては、キャンプの意味がありません。危険な場所・コトを教えた上で、もし被害を受けた場合は対処できるように大人としても勉強しておきましょう。
被害を避けるための対策
被害を避けるための対策(虫よけ対策)については次回以降にまとめたいと思います。
コメント
やはり、暑くても長ズボンで肌を露出させないのが1番ですよね(^^;)
くめっちさん♪
こんにちは~
>やはり、暑くても長ズボンで肌を露出させないのが1番ですよね(^^;)
ですよね~子供に長ズボンを履かせ続けるのはちょっと難しいですが…
やつらは長ズボンとショートソックスの隙間も狙ってきますから要注意ですorz