こんにちは!レインボーストーブ愛好家すずパパ(Follow @suzu_camp)です!
冬キャンプを始めた10年前から、トヨトミレインボーストーブを使っています!フジカやアルパカの方が暖かいと言われながらも…
そこに愛がある!!
フジカは高くて買えなかっただけでしょ…
そんな我が家のレインボーストーブ。
2月に黒煙を上げて昇天してしまいました…
原因は?買い替え?修理?すずパパの出した答えは??
良かったら、読んでいってください。
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なぜ?どうする?レインボーストーブ芯交換
想定される原因
我が家のストーブは2013年12月に購入した「RB-25D」です。購入時の価格は14,092円でした。
現在の価格と比べると安い…
最新型の定価は35,200円…
煤で汚れたガラス外筒と天板です。
食器用洗剤とスポンジで綺麗になりました。
買い替えの文字も頭をよぎりましたが、まずは直せないかですよね。
説明書の「故障、異常の見分け方と処置方法」を見ると「新しいしんへの交換」が当てはまりそう。ぶっちゃけると、昨シーズンは灯油を使い切らずに保管したので、古い灯油による影響もありそうです。
購入した芯は?
トヨトミ純正の石油ストーブ用替え芯。型番は「トヨ耐熱しん第23種」です。ネットで調べてみるとロイヤルホームセンターに在庫があったので仕事終わりに購入してきました。価格は税込2,200円。トヨトミのオンラインストアでは税込3,080円だったので、お得に買えました。
交換方法もしっかりと入っているので、これをみながらチャレンジしてみたいと思います。交換方法の
PDFはこちらから確認できます⇒PDFリンク
芯交換準備
では、進めていきましょう。必要な道具と芯交換の準備手順は以下の様になります。
タンク内の灯油を抜く
まずはタンク内の灯油を空にします。通常なら空焚きして、空にすればいいのですが、黒煙が出る状況なので、それはできませんでした。なので、灯油ポンプとスポイトを使って空にしました。スポイトは100均で売っていると思います。電池の取り外しも忘れずに!
本体のネジ3か所を外す
続いて、本体の止めネジを3本外します。油量計の上、本体裏側、給油口の上にあります
本体と外筒部を取り外す
つり手を持ち上げると、本体とガラス外筒部が外れます
内炎筒を取り外す
続いて、内炎筒を外します。煤の影響か真っ黒になっています。乗っかっているだけです。
各部の掃除
これで芯へのアクセスも可能になりますが…汚い!!使用10年で初めての分解!10年分の汚れが溜まっています!とりあえず、少し掃除をしましょう。
先ほどの内炎筒も…。油タンクも拭いていきます。結構綺麗になりました。
蝶ナット3か所を外す
続いて、しん調整器を取り付けている3か所の蝶ナットを外します。背面側のナットは簡単に外せると思います。残りふたつはちょっと外しにくい箇所にあります。うまく回せない場合はマイナスドライバーを使うと良いでしょう。
しん調節つまみのすぐ隣の蝶ナット、これが難関!狭いですがなんとか外せました。
芯をしん調節器ごと取り外す
芯をしん調節器ごと取り外します。
残った灯油が滴り落ちるので、ビニール袋に入れておきましょう。
そしてまた掃除をしました。タンク内にもにまだ灯油が残っていたので、全部吸い取りました。中央部にカーボンがついているのでマイナスドライバーで削り落としておきました。タンク内とパッキンも掃除し、しんを交換する準備が完了しました!
芯交換
これが新しい芯です!
では、実際に芯を交換していきましょう。
芯を抜き取る
まずは古いしんを抜きましょう!しんは3か所のピンで固定されています。四つ折りするようにしん調節器から外し、引き抜きます。
古い芯と新しい芯の比較です。古い芯の方が少し短く、赤黒くなっているのがわかります。
新しい芯の取り付け
新しいしんを軽く4つ折りにして、しんのガイドピンをしん調整器の内側の3本の溝に、差し込みます。まずは2か所差し込むといいでしょう。
しん調節つまみを軽く回すと、差し込みやすくなります。綺麗に芯がハマると、円筒に沿って丸く広がります。こうやって3か所目を差し込みます。
指で十分に押し付けておきましょう。不十分だと、耐震自動消火装置が作動した時、しんが下がらないことがあるそうです。
しん調整器を元に戻す
新しい芯を付けた芯調整器を戻していきます。黒いパッキンには上と下があるので間違えないようにしましょう。
しん案内筒沿いに芯が絡まらないように、しん調整器を元に戻します。ちょっとキツく感じるかもしれません
蝶ナットでしん調整器を固定
蝶ナットは3本とも均等に締めていきます。注意点としてはふたつ!
①上から見た隙間が揃っている様に
②縁の高さが同じになる様
このバランスが悪いと、炎が偏って燃えることになります。
芯の高さと水平を確認
しん調整つまみを最大に回して、しんを上げます。緊急消火レバーを押し下げ、しんがスムーズに下がるか確認します。
続いて、しんの高さを確認します。芯をいっぱいに上げた時の高さは標準で約6mm。説明書のゲージを切り取り確認しまう。基本的には調整は不要だと思います。説明書には「ほつれはハサミで切り揃えてください」とありましたが、ほつれが見当たらなかったのでやりませんでした。
内炎筒、本体の取り付け
内炎筒をしん案内筒の上面にのせ、本体を被せます。本体の止めネジ3本で固定し交換は完了です。
給油
最後に給油です。給油後は20分以上待ってから点火しましょう。
点火チェック
では、点火してみましょう!
綺麗な炎が復活しました!!
交換前と比べると、火が大きい!点火直後にしんの高さの調整が必要です。よく考えると、最近は点火直後のしんの高さ調整が不要になっていました。やはり芯になんらかの不調(長年の使用で短くなったand劣化した灯油の影響)があったのでしょう。
ちなみにこのガラス外筒はMR-25Dマルーン用のモノです。レインボーには輝きませんが、遠赤外線効果を持つ外筒で、側面も少し暖かくなります。
少しだけですけどね…
そこら辺についての記事は以下にあります。
まとめ
今回はトヨトミレインボーストーブのしん交換にチャレンジしてみました。
初めてでしたが、上手く交換でき、綺麗な炎が復活しました。これで、あと10年戦えます!!
芯交換が必要になってしまった原因としては、10年の使用によって芯が減ってきたのもあると思いますが、決定的だったのは変質した灯油を使ってしまったせいだと思います。昨シーズン終了時にタンク内に灯油が残った状態で保管していました。
他には、タンク内で結露した水分を芯が吸ってしまい、灯油の吸い上げが悪くなったのもあると思います。
皆様におかれましてはシーズン終了時の処理はしっかりとされますように…って、私だけかな?
芯交換自体はそんなに大変ではないと思いますので、今シーズンも終わる今、交換してみるのもいいかもしれません。私が購入したロイヤルホームセンターでの販売はなくなってしまいましたが、Amazonやトヨトミオンラインショップで購入可能です。
トヨトミオンラインショップだと送料がかかりますが、一緒にガラス外筒も買うと送料無料になるので、一緒にどうでしょう。MR-25D用以外にもいろいろなデザインの外筒があります。
私は下記の店舗で購入しました
今回の動画が皆さんの参考になれば幸いです。
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