こんにちは!
アウトドア系雑誌の付録に目がない男、すずパパです(Follow @suzu_camp)毎月恒例BE-PAL付録レビューの時期ですが…。
2022年10月号は買いませんでした!


人柱失格ですが、さすがにサウナハットはいりません
これでは、付録キャンパーの名折れなので…

代わりに購入してきたのがこの「CAMP TOOLS 2022」!PEAKS 2022年10月号の増刊です。2022年9月5日発売!PEAKSもBE-PALと同じアウトドア系の雑誌ですが登山関係記事が多くなっています。
そして、この雑誌に付いてきたでかい箱!この中身が「アブソリュートソロダッチ」!
ぶっちゃけ重い!そして金額も高い!3520円もしました!
一体、どんなアイテムなのか?3520円の価値はあるのか?
じっくりとチェックして行きましょう!
良かったら、最後まで読んでいってください。
9月22日現在、売り切れの店舗が多いかもしれません。その場合「ミニパンでキャンプごはんBOOK」をチェックしてみるのもいいかもしれません。
サクッとチェックしたい方はyoutubeでどうぞ!
アブソリュートソロダッチ
開封チェック!
では、開封していきましょう!
いやーやっぱり重い!雑誌の記載によると、約2.6キロもあるそうです。

実測してみると2.1kgくらいでした!

中から出てきたのは、鍋、フタ、リフターの3つ!

ズシリと重い鋳鉄製調理器具は所有するだけでも嬉しくなりますね!
しかも付録で手に入れたと思うと、さらに感慨深いものが…
まずは本体をチェック!
コンパクトなサイズ感はLODGEの6.5inchiスキレットとほぼ同じくらい。ちなみにこのスキレットも雑誌の付録でしたw。
これと比べると、深さがあります。鍋の様に使うこともできそうです!
フタのリフターの穴は一か所。天面がフラットなので、フライパンとしても使いやすそうです。
キャンプ目線で考えると、2.6kgはかなりの重量ですね。徒歩キャンメインの方にはちょっとキツですが、オートキャンプなら問題ないでしょう。取っ手がない丸い形状なのは、収納的にも都合がよいと思います。

スキレットの取っ手って、収納の時に邪魔なんですよね。
深鍋とフライパンの組みあわせがあれば、キャンプの調理器具としても十分だと思います!他に炊飯用のメスティンあたりがあれば完璧でしょう。
- 深鍋+蓋
- フライパン+蓋
- 深鍋+フライパン同時利用
蓋をフライパンとして使っているときに、鍋を蓋として使うこともできます。
シングルバーナー?カセットコンロ?
シングルバーナーに載せると少し心細く感じます。ゴトクを使えば安心です。
重量のある鍋なのでカセットコンロの方が安心して使えますね。

仕様チェック!

- 外側直径:178mm
- 内側直径:170mm
- 取っ手全長:225mm
- 高さ:50mm
- 高さ蓋含む:73mm
- 重量:実測2.1kg
簡単本格シーズニング!
まずは「アブソリュートソロダッチ」にシーズニングが必要か?について
アブソリュートソロダッチの箱を見ると、「シーズニング済み」とのこと。使用前の工程としては…
- 食用洗剤で十分洗い、錆止め油を落とす
- 食用油を少量入れて、弱火で5分ほど加熱
と書かれています。雑誌内にも記載あり

ですが、箱には続きがあります。「出荷時のシーズニングは錆止めを主目的とした簡易的なものです。シーズニングを行わなくても使用は可能ですが、長くご愛用いただくためにもしっかりとしたシーズニングを個別に行うことを推奨します」と書かれています。

結局、やった方がいいのね?
と言うわけで、一般的なシーズニングの手順は…
- 中性洗剤を使いよく洗う
- 水気をふき取り火にかけ乾かす
- 油を均一に薄く塗布し空焼きする
- これを繰り返し皮膜を強固にする
たぶん、皆さんこんな感じの手順で行っていると思います。しっかりと油の被膜を作ることで錆防止になります。
塗布する油ですが、いままではオリーブオイルを使っていました。
ただ最近は、オリーブオイルはシーズニングに向かないという話をよく聞くようになってきました。
じゃあ、何がいいの?と言うと…
ヨウ素価の値が高い「乾性油」が良いらしいです。
食用油には大きく、「よう素価」の値が大きい「乾性油」と、値が小さい「非乾性油」があります。
- 乾性油:空気中で固まりやすい
- 非乾性油:空気中で固まりにくい
そしてオリーブオイルは「非乾性油」とのこと。シーズニングには向かない油だそうです。かたまり易い乾性油はシーズニングに向いているという理屈になります。
どんな油が乾性油かというと、えごま油やアマニ油と言った、不飽和脂肪酸が多い「健康によいとされる油」などがそれに当たります。
今回はえごま油やアマニ油よりは安く、しかも乾性油である「グレープシードオイル」を使って、シーズニングをやってみたいと思います。

これが「グレープシードオイル」です。今回はこれを470円で買ってきました。オリーブオイルと大きく差はありません。
そして、いよいよ加熱です。いつもはカセットコンロやシングルバーナーを使って熱していましたが、取っ手やフタは上手くやりにくいのも事実。加熱具合にムラが出来てしまっていました。今回はオーブンを使って、お手軽にやってしまいましょう!

220℃で30分!
アブソリュートソロダッチもギリギリ入りました!
この工程を2回繰り返した結果がこちら!

シーズニング前と比べると、真っ黒になりました!しかもグレープシードオイルはしっかりと固まり、キッチンペーパーで触れてみても油分は付きません!しっかりと被膜化しています。

初料理は定番のアヒージョ!焦げ付きも起きにくいし、最初の料理にピッタリですw
美味しくいただきました!そして、この状態なら洗剤で洗っても被膜は剥がれません(剥がれてもまたオーブンでできるから楽ですね)。洗浄後は完走させて、グレープシードオイルを塗っておきましょう。空気中でも徐々に固まっていくと思われます。
これは画期的ですね!これを体験した私の感想は…
「うわっ!私の今までのスキレット汚すぎ!」(例の画像)
でしたw
- グレープシードオイル(乾性油)を使う
- オーブン、レンジ、トースターで220℃30分

コンパクトなスキレットや鉄製調理器具のシーズニングはこれで決まり!
まとめ~買って後悔無し!~
まとめます!
今回は「CAMP TOOLS 2022」の付録、アブソリュートソロダッチのレビューとシーズニング、初料理までを行いました。

結論から言うと…

買いです!
LODGEやニトリのスキレットも所有している私ですが、このソロダッチは非常に使い勝手がいい!キャンプの調理器具はこれだけで済ませることも可能なのがいいですね。
- 深さがあるので鍋としても使える
- フタがフライパンとして使える
- 取っ手がないので収納が省スペース
- 鋳鉄製なので保温性に優れる
- 肉厚で高温にも強く肉が美味しく焼ける
- 重量が2.6kgと重い!
- 鋳鉄製なのでお手入れが必要
- 3,520円と高価!
まぁ、無骨な鋳鉄製調理器具の魅力の前には重量なんて些末な問題です!
使用前の儀式シーズニングの大変さも、乾性油である「グレープシードオイル」と「グリルやオーブン」を使えば、簡単に済ませることができます。
また、この方法なら、使用後洗剤で洗うことも可能です!
シーズニングもお手入れ簡単で、逆に育てる楽しみがなくなってしまった、とも言えるかもしれませんね…。
そして、ちょっと高く感じる3,520円の価格ですが、LODGEの6.5インチのスキレットとフタを購入すれば、2970+2970=5940円(定価ベース)なので、小さな問題ですね!
毎年完売御礼のこのCAMP TOOLSの付録シリーズ!
月曜日の時点では、まだ結構売っていました!気になった方は急いで本屋へGO!

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