こんにちは!
すっかり、ポータブル電源キャンパーとなったすずパパです(Follow @suzu_camp)主な用途は、夏なら扇風機にインフレータブルカヤックの空気入れ、冬なら電気毛布にドライヤーと言ったところ!
私は大型と小型のポータブル電源を所有しています。キャンプでの利用頻度も高く、これ無しでのキャンプは考えられなくなっています。定期的に充電状況を確認し、防災時に持ち出せる様に準備もしています。
そんな私に、ALLPOWERS株式会社様より再びお声がかかりました。提供いただいたのは中型のポータブル電源『R1500』。2023年9月に発売したばかりの新機種です!前回提供いただいた小型ポータブル電源『R600』との違いもチェックしながらレビューしていきたいと思います。
また、今回は合わせて大型ソーラパネル『AP400』も試させていただきました。その実力もチェックしていきたいと思います。
要チェックです!!
良かったら、最後まで読んでいってください!
小型ポータブル電源『ALLPOWERS R600』のレビューはこちら
『ALLPOWERS R1500』をチェック!
【私見】ポータブル電源の選び方
まずは、ポータブル電源の選び方のポイントを整理しておきます。重要な要素としては下記が挙げられます。
各ポイントについては下記記事を参照ください。
どれを重視するかは、あなた次第!
ALLPOWERSとは?
続いて『ALLPOWERS』についてもチェックしておきましょう。
日本参入は2023年と新しいですが、ヨーロッパでは名の知られたメーカーの模様。日本でもこれからの活躍に期待のメーカーです。
最近は新製品も増え、メディアへの露出も増えてきたので知っている方も多いのでは??
R1500の外観をチェック!
と、予備知識はこれくらいにして…
新型ポータブル電源『ALLPOWERS R1500』をチェックしていきましょう!
まずは、特徴と各デバイスの使用可能時間の目安です。
電化製品を使ったキャンプも余裕で対応できそう!
小型のR600と同系統のデザインはスッキリしていて好感が持てます。どんなキャンプサイトにもマッチしそうな雰囲気。
カラーは落ち着いたグレー系のモノトーン一色のみとなっています。小型のR600にはパールホワイトが追加されています。USB以外の出力ポート、両側面の各ポート部にカバーが付いているのもデザイン的にスッキリしていて良いですね。ホコリの侵入防止にも役立ちます。
容量拡張バッテリーは2024年発売予定とのこと!大型ポタ電1台より、中型+拡張バッテリーの方が利便性良さそうなので期待!!
付属品は説明書と保証カード、そしてケーブル類となっています。ALLPOWERSのポタ電にはケーブル収納ケースが付いてきます。地味に嬉しい。そして充電ケーブルにACアダプタがありません!
ACアダプタ無しマジ神!
公式サイトに取り扱い説明書へのリンクもあります(PDF)。気になる方はチェックを!
さすがに小型なR600と比べると大きく感じますね。
妻にR1500を持ってもらいました。R1500の重量は約16.7kg。R600と比べるとさすがに重量感があるようですが、持ち上げることはできました。
出力ポートは最大11デバイスへの同時充電が可能(ACx4、USB-Cx2、USB-Ax2、シガーソケットx1、ワイヤレス充電x2)。R600にあったDC5525端子が削除されていますが、私は使ったことがないので無問題。USB-Aに加えてUSB-Cが100Wx2あるので、ノートPCやタブレットを高速充電できます(家庭の充電環境よりいいかもw)。
R1500とR600の仕様を比較
中型ポータブル電源『R1500』と小型ポータブル電源『R600』の仕様を比較してみます。
仕様 | R1500 | R600 |
---|---|---|
サイズ(mm) | 413x312x265 | 285x195x190 |
重量(kg) | 約16.7 | 約5.8 |
定格容量(Wh) | 1,152 | 299 |
定格出力(W) | 1,800 | 600 |
瞬間最大出力(W) | 3,000 | 1,200 |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン | |
Wi-Fi | ○ | × |
bluetooth | ○ | ○ |
UPS機能 | ○ | ○ |
容量拡張 | ○ | × |
カラー | 黒 | 黒or白 |
価格(税込) | ¥149,800 | ¥29,999 |
セール価格(’23/12/17現在) | ¥80,000 | ¥19,999 |
出力ポート比較 | R1500 | R600 |
---|---|---|
ACコンセント | 4 | 2 |
USB-C | 2 | 2 |
USB-A | 2 | 2 |
シガーソケット | 1 | 1 |
ワイヤレス充電 | 2 | 1 |
R1500、何と言っても定格出力1800Wで瞬間最大出力3000Wが嬉しい!このあと、実際に体験してみます。
ん?容量約4倍だけど、セール価格も約4倍よ。あまりコスパ良いとは言えないんじゃない?
ALLPOWERSのポタ電自体が他社の同容量機種と比べると安すぎるんだよ。機種名や数字は出さないけど、気になるならチェックしてみて
『ALLPOWERS R1500』を使ってみた!
出力について
では、実際に使ってみましょう!
R1500のUSB-typeCは100W出力に対応しているため100Wでの充電を期待しましたが、surface proは60Wまでの充電しか対応していませんでした…。
定格出力1800WのR1500では1200Wのドライヤーも使えるのが嬉しい!定格出力600WのR600では弱風600Wしか使えませんでした。キャンプ場での入浴後にも使えますね。もちろん周囲に対するTPOは大事ですが。
使用中に電源ボタンを押すと、液晶画面のオンオフができます。液晶が消せないポータブル電源もあるので、この点はメリットと言えそうです。
また、電源をオフにするには、ACかDCがONとなっている状態で電源ボタンを長押しします。
最初、電源のオフの方法が分からなくて困りました
アプリについて
R1500もR600同様、アプリによる操作が可能です。アプリで設定できるのは便利!
と言うか、細かい設定はアプリでないとできません。50Hz⇔60Hzの選択もアプリ上です(東日本が50Hz、西日本が60Hz)。アプリのダウンロードは説明書に記載のQRコードより可能です。
R600の時は一度Bluetoothの設定をすれば維持されましたが、R1500では電源オンの度に設定しなければならないのはちょっと不便ですね。2台同時にスマホアプリで管理できるのは便利です。
充電速度は急速・普通・静音の3種類。エコモードは低出力時(合計10W以下)に電源が自動的にオフになる機能です。設定時間は1,2,4,6時間。電源の消し忘れ対策や、低出力機器(扇風機等)のタイマー的に使えるかもしれません。
充電について
充電はケーブルを差し込むと、勝手に電源が入りスタートします。
初期状態は静音充電モード約400Wで充電。計算上は約3時間で充電が終わる計算にです(実際には満充電に近づくと充電速度は低下する)。
普通充電モードで約1000W!約1.5時間程度で充電が終わる計算になります。R600では静音200W・普通300W・急速400Wだったので爆速です!
急速充電モードは1500Wなんですが、PV入力とのデュアル充電での合計値なので今回は体験できませんでした。
そして気になる騒音ですが…
今回の実験では静音充電モードではファンの作動は無し。普通充電ではファンが小刻みに回転数アップとダウンを繰り返す動作がありました。ノイズを測定すると最大で約70㏈となりました。体感と測定結果、どちらでも小型のR600より小さくなっています。
実際のキャンプで夜中に電気敷毛布を使いましたが、騒音で目が覚めることはありませんでした。ファンが回っていたかも気になりませんでした…
急がないのであれば、静音充電がおすすめです。ファンが動作しにくく、静かに充電できます。とは言え、急に動き出すこともあるので寝室での夜充電はあまりおすすめできないかも…。
『ALLPOWERS R1500』をソーラー充電してみた!
キャンプ場での失敗
今回『ALLPOWERS R1500』のレビューに併せて、『ソーラーパネル AP400』も試させていただけました。大容量なポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせ。電力自給自足の夢が広がります。
そして12月某日。すずパパの姿はキャンプ場に…。設営を終え、昼食を食べる。そして、寛ぐ…。寛ぎ過ぎた…。時刻は15時を過ぎた…。
重い腰を上げ、ソーラー充電実験の準備を始める。
R1500の残容量は53%、だいたい550Wh程度残っている計算になります。
ソーラー充電も試したかったので、敢えて満タンにしてきませんでした!!
さぁ、では準備をしていきましょう!重量18.5kgは400Wクラスにしては軽量とのことですが、ずっしりと重いw。
一人で展開しながら、脚を立てるのはちょっと難しいですね。
付属品はこんな感じ。カラビナが8個とXT60、DC5525、DC8020等の接続ケーブル。ALLPOWERS製のポタ電と接続する場合はこれらのケーブルは使わずに、ポタ電に付属のケーブルでOKです。
接続完了!自動で電源が入り、充電が開始されます。そして、私は目を見張りました!!
70W…
予想外の低入力に絶句する私。
だから、遅すぎたと言っているんだ!
そう、冬の夕暮れは早い…。キャンプ場も木々の多い林間サイトだったので、400W級のソーラーパネルの力を発揮するには至りませんでした。
この日の充電は残念な結果となってしまいましたが、今回使うのは電気敷毛布で消費電力は55W。計算上では一晩持ちそうなのが救いです。
翌朝の残量は23パーセントでした!生き延びられた!!
キャンプ場での充電は、おまけか余程の緊急時と言った考えが良いかも…
出直し実験!その実力は?
前回のキャンプでのソーラー充電実験が失敗に終わったので、改めて実験してみました!
スタート時の残容量は10パーセント。9時30分からスタートしました。332Wで充電開始!このペースで行けば約3時間で満充電となりそうです。
コーヒーを飲みながら、充電が進むのを待ちます。
途中、太陽が雲に隠れ200Wを切ることもありましたが、基本的に300W前後で推移。実験終了の12時15分、3時間弱で93パーセントまで行きました。
時刻 | 容量 | 増加分 |
---|---|---|
9:30 | 10% | – |
10:00 | 26% | +16 |
10:30 | 41% | +15 |
11:00 | 56% | +15 |
11:30 | 69% | +13 |
12:00 | 86% | +17 |
12:15 | 93% | +7 |
快晴なら1時間で平均300W!満充電まで4時間と言ったところですね。400W近くまでは上がりませんでしたが、十分満足できる性能でした。
AP400の力は伊達じゃない!!
電気代が高騰する昨今。ポータブル電源用の電気も自給自足したくなりますよね。ポータブル電源を手に入れたなら、ソーラーパネルも検討してみてはどうでしょう?
キャンプ場での充電はサイトの立地や時間の制限で難しいことも多いので、普段から余裕をもって充電しておく必要があると思いました。
デイキャンプ+充電ならアリ!
AP400の仕様
大型・高出力ソーラーパネルの『AP400』。そのやり直し実験で、爆速のソーラー充電に感動しました!そして正直なところ、その大きさにびっくりもしました!
ソロキャンなので持って行けたけど、ファミキャンなら持って行けないかも…
AP400の幅は約110cm。今回はミニバン(ビアンテ)の後部座席に載せましたが、荷台にも積載可能でした。
『ALLPOWERS R1500』のまとめ
良いところ
R600同様、ACアダプターが無いのがグッド!アプリの使用感もいい感じ。普通充電で1000W、急速充電で1500Wは早い!そして、約1200Whの中型ポータブル電源はギリギリ持ち運びも容易な、丁度良い使い勝手です。
R600で良いところに挙げていた「リン酸鉄リチウムイオン電池採用」は当たりまえとなってきたので割愛!また「UPS機能」はR1500のサイズ感だと、PC周りには少し大きすぎる気がしました。
イマイチなところ
電源を入れる度にDCボタン長押しで、機能をオンにするのがちょっと面倒に感じました。現状、それくらいしか不満点がありません。この機能も毎回使うわけではないので、ほんと些末な問題です。
R600のレビューの時はファンの作動音を挙げましたが、R1500では気になりませんでした。もちろん、充電時や使用時でファンは作動しますが、R600より抑えられていると感じました。電気敷毛布(60W前後)を夜中使用しているときは、ファンの作動で目が覚めることもなく、朝までぐっすり眠れました。
終わりに
今回はALLPOWERSの新型ポータブル電源 『R1500』のレビューをしてきました。
機能満載!高出力!高性能!おすすめできます!
コンパクトながらも1152Whの容量は、防災・キャンプ時の安心感が違います!動かしにくい大型ポータブル電源より、R1500の方が利便性が高いと感じました。
『ALLPOWERS R1500』は中型ポータブル電源として非常にコストパフォーマンスに優れた電源です。ポータブル電源の購入を検討されている方におすすめできるアイテムとなっています!
今回のレビューが参考になれば幸いです。
ALLPOWERSのアイテムはAmazonや公式サイトで購入可能です。下記にリンクを掲載しておきます。サイトによってキャンペーンや価格が違いますので、購入時にはよくチェックを!
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