こんにちは!

防災やキャンプの相棒として定着してきたポータブル電源。皆さんはもうお持ちでしょうか?
私は大型と中型のポータブル電源を所有しています。キャンプでの利用頻度も高く、これ無しでのキャンプは考えられなくなっています。定期的に充電状況を確認し、防災時に持ち出せる様に準備もしています。
そんな私に、ALLPOWERS株式会社様よりお声がかかりました。提供いただいたのは小型のポータブル電源『R600』。2023年3月に発売したばかりの新機種です!しかも、お求めやすい価格で登場!


要チェックです!
では、じっくりとチェックして行きましょう。是非、最後まで読んでいってください。
【私見】ポータブル電源の選び方
まずは、ポータブル電源の選び方のポイントを整理しておきます。重要な要素としては下記が挙げられます。
- バッテリー容量
- 定格出力
- 出力ポート数
- 安全性
- 重量とサイズ
- 付加機能

どれを重視するかは、あなた次第?
バッテリー容量
ポータブル電源の容量はWh(ワット時)で表されます。使用する家電製品の消費電力と使用時間に合わせて、必要な容量を見積もる必要があります。個人的には、200~500Wh程度なら1泊のキャンプ、500~1000Wh程度なら災害対策や2泊以上のキャンプに適していると思います。


電気毛布は4.8時間…。ギリギリ1泊対応できると思われ!
定格出力
定格出力とは、ポータブル電源が継続して供給できる電力量の事です。例えば「定格出力が600W」のポータブル電源は、消費電力が600Wの家電まで使用することができます。使用したい家電が決まっている場合、消費電力を確認し対応するポータブル電源を選ぶ必要があります。
また「瞬間最大出力」とはポータブル電源が瞬間的に出せる最大の出力を表します。瞬間的には対応できますが、すぐに出力が止まり停止してしまいます。
出力ポート数
ポータブル電源には様々な出力端子があります。使用する家電製品の種類と数に合わせて必要な出力端子の口数と最大出力を確認しましょう。また、ACコンセントの出力波形は正弦波に対応していることが望ましいです。

安全性
ポータブル電源は大容量のバッテリーを内蔵しており、不適切な使用や保管によっては発熱・爆発などのリスクがあります。安全性を考えると最低限PSEマークは欲しいところ。PSEマークは電気用品安全法に基づく適合性検査に合格した証明です。
また最近はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使ったポータブル電源が多くなっています。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのメリットは下記の通り。①安全性が高い、②充放電サイクル回数が多い、③自然放電が少ない。
また、保証期間の長さや日本語で問い合わせ可能なサポート体制が整っている会社の製品がおすすめです。
重量とサイズ(と価格)
ポータブル電源は持ち運びができることがメリットですが、容量が大きくなると重量やサイズも大きくなります。活用方法や持ち運びやすさ、収納性を考え、適切なサイズのものを選びましょう。そして、容量が大きい製品ほど、価格も高くなります。

重くて持ち運びが負担になるなら本末転倒ですよね。
コンパクトなR600は5.8kg!女性でも楽に運べます。
付加機能
普及が進むポータブル電源。競争も激しくなりさまざま付加機能が付いてきています。スマホのワイヤレス充電やパススルー機能(バッテリーを使わずにコンセントから給電できる)、ソーラーパネルやシガーソケット充電など。停電時にも対応するUPS機能などもあります。

個人的にはパススルーとUPSが気になります!
あなたが重視するポイントは??
以上が、ポータブル電源の選び方のポイントです。参考にしてみてください。
ALLPOWERS『R600』をチェック!
ALLPOWERSとは?
今回紹介する『ALLPOWERS』。まだあまり知られていないメーカーではないでしょうか?

浅学で申し訳ありませんが、私も知りませんでした。
日本参入は2023年と新しいですが、ヨーロッパでは名の知られたメーカーの模様。日本でもこれからの活躍に期待のメーカーです。
R600 特徴と仕様チェック!
そんな「ALLPOWERS」の新作ポータブル電源『R600』!2023年3月31日に発売したばかり!コンパクトで高機能がウリのポータブル電源です。

- サイズ:285×195×190mm
- 重量:5.8kg
- 定格容量:299Wh
- 定格出力:600W(瞬間最大出力1200W)
- バッテリータイプ:リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)
- 付加機能:Bluetooth、UPS、パススルー充電
- 価格:51,700円(税込)
- AC入力: 100V 最大400W
- PV入力: 12~60V 12A, 最大300W
- カー充電: 12V/24V対応
- AC出力ポートx2(定格出力600W、サージ1200W)
- USB-C出力ポート(最大100W)x2
- USB-A出力ポート(最大18W)x2
- シガーソケットx1(最大120W)
DC5525出力ポートx2(12V 10A 合計最大120W)- ワイヤレス充電パッド(15W)x1
*マイナーチェンジ後のR600にはDC5525ポートはなくなりました
他に特筆すべき情報としては、保証期間が5年と言うこと!2年や3年のメーカーは知っていますが、ここまでのメーカーは知りません。
また、定期的にセールも開催されている模様。この記事の執筆中もセールが開催されていましたが、32,900円(税込)で販売されていました。
ALLPOWERSのアイテムはAmazonや公式サイトで購入可能です。下記にリンクを掲載しておきます。一緒に大容量ポータブル電源とソーラーパネルも掲載しますので参考にしてみてください。

Amazonと公式サイトで値段が違うことがあるので要チェックです!!
R600 外観チェック!
では、外観をチェックしていきましょう。

カラーは落ち着いたグレー系のモノトーン一色のみの様です。カラーバリエーションや奇抜な差し色はなく、どんなキャンプサイトにもマッチしそうな雰囲気。UPS機能を目的としてPC周りに配置しても違和感なさそうです。

付属品は説明書とケーブル類。ケーブル収納ケース付きが嬉しい!そして充電ケーブルにはACアダプタがありません!

スマート!!
最近はフラットな天面が主流ですが、このR600も持ち手は収納可能となっています。

重量は5.8kgとポタ電としては小型軽量!女性でも楽に持つことができます。

出力ポートは最大10デバイスへの同時充電可能(ACx2、USB-Cx2、USB-Ax2、シガーソケットx1、DC5525x2、ワイヤレス充電x1)。USB-Cが合計200W出力できるのはありがたい!ノートPCやタブレットを高速で充電できます!
ワイヤレス充電もあり!充電速度は遅いですが、地味に便利な機能のひとつです。ちなみにカメラ部がかなり飛び出ているiPhone 14 pro maxでも充電できました(ポタ電によってはできないこともあるのでうれしい)。

入力ポートは本体右側面に。しっかりとカバーがついているのが、好感度大!アウトドアでの使用時にも安心です。
ALLPOWERS『R600』を使ってみた!
では、実際につかってみましょう。
出力について

「電源ボタン」を押すと液晶が点灯します。開封時の電池残量は約70%でした。他の方のレビューをみると0%のこともある様です。
ACボタンやDCボタン等、使いたいポートの電源を押す。もう一回押すと電源がオフになるので注意が必要です。
こんな風に出力W数が表示されます。

ちなみにドライヤーも弱風なら使える模様。R600は定格出力600Wなのでギリギリですが、キャンプで使いたいときもあるかもしれませんね。満タン状態からの使用時間は30分くらいしかないので、使い過ぎ注意。ちなみに強風1200Wは即シャットダウンされました。
アプリについて
最新のポータブル電源らしく、アプリによる操作が可能です。
と言うか、細かい設定はアプリでないとできません。50Hz⇔60Hzの選択もアプリ上です(東日本が50Hz、西日本が60Hz)。ダウンロードは説明書に記載のQRコードより可能です。

アプリでは充電速度も選択可能です。静音、普通、急速と3種類あります。エコモードは低出力時(合計10W以下)に電源が自動的にオフになる機能です。設定時間は1,2,4,6時間。電源の消し忘れ対策や、低出力機器(扇風機等)のタイマー的に使えるかもしれません。
充電について
充電はケーブルを差し込めば、勝手に電源が入りスタートします。

普通充電では約300Wで充電。約1時間で充電が終わる計算になりますね(実際には満充電に近づくと充電速度は低下する模様)。
急速充電では約400W、静音充電では約100Wでした(説明書によると200Wとのことですが…)
急がないのであれば静音充電がおすすめ!ファンが作動しにくく、静かに充電できます(それでも温度が上がるとファンが作動してしまいますが…)
UPS機能について
R600の付加機能の中で一番気になっていたのがコレ!UPS(無停電電源装置)です。
突然の停電や電圧低下時に、ポータブル電源の電力を供給し、PCや家電などのシャットダウンを防いでくれます。PCのデータ破損や家電の故障の原因となることもあるので、あると嬉しい装置です。

しかもR600はパススルー機能搭載!通常時はバッテリーからの給電はせず、家庭用コンセントからの直接電力を給電します。停電時に自動的にバッテリーからの給電をします。少しでもバッテリーの劣化を遅らせられるのはいい!!
UPS機能を使うには、コンセントと充電ケーブルを接続する前に、AC出力をONにする必要があります。液晶パネルに「UPS」マークが表示されていることを要確認。

パソコンで試してみました。UPSマークの点灯を確認しPCの電源をON!当然のごとく無事起動!この時点ではファンの回転は無し。

その後、壁コンセントを抜いてみました。PCはシャットダウンすることなく、使用可能のままでした。表示によると4時間程度は維持できそう。
- UPSとして使用中にACボタンを押すと即電源が落ち、パソコンも落ちてしまいます(やってしまいました…)。
- 今回の試験時はパススルー時、UPS時どちらもファンの回転はありませんでした(気温や負荷によって作動すると思いますが…)。

我が家のPCは常にファンが回転しているので、ポタ電のファンが作動しても気にならないかも。ちなみにPCの電源付けっぱなしでは、眠れない程度ですw
ソーラー充電について
もちろんR600はソーラー充電にも対応しています。
ソーラー充電の入力は300W以内。私の所有しているパネルは200Wなので使用可能でした。36Wで入力しています。


ちなみにこんな感じに無理やりソーラーパネルを広げていますw
『R600』のまとめ
良いところ
- ACアダプターが無くスマート
- アプリの使用感が良好
- 落ち着いたデザインとカラーがいい
- リン酸鉄リチウムバッテリーを使用
- UPS機能がある

ACアダプターが無いのがグッド!所有するポータブル電源はいずれも大きなACアダプター付き…。それに比べてR600はスマートなケーブル1本!

アプリの使用感がグッド!液晶パネルには必要最低限な情報を表示し、主な操作はアプリでと言うスタイルがいいですね。充電速度の選択やモード選択など。液晶には使用可能時間、充電時間が表示されるのもポイント高し。

落ち着いたデザインとカラーがグッド!どんなシーンにもマッチしそう!側面の通気口の緑のフィンもいい感じ!
リン酸鉄リチウムイオン電池使用がいい!これは最近のポータブル電源としては捨てがたい要素のひとつですよね。やはり安全性と充放電サイクル回数の多さは大事!
UPS機能も試してみましたが、違和感なくパススルーからバッテリーへ移行されました。これから暑くなった時のファンの作動音は気になりますが、5月現在としてはあまり作動しない模様。
イマイチなところ
- 充電時、使用時のファンの作動音
充電時、使用時ともに本体の温度が上昇するとファンが作動します。これはR600に限った話ではありませんが、寝室での夜間充電は無理なレベルだと思います。使用時は出力W数が大きくなると、ファンが回り始めます。
静音充電ならファンの作動は少なくなりますが、ゼロではありませんでした(5月、エアコン無しの場合)。

扇風機を当てると、静音充電ならほぼ作動無しでした。

フォローしておくと…
ファン回転による騒音はどのポタ電でも当てはまります。
初めてポータブル電源を手に入れた方は驚くかもしれませんが、騒音の大きさ的には他のポータブル電源との差もあまり感じませんでした(どれも静かな室内ではうるさく感じる)。
終わりに
今回はALLPOWERSの新型ポータブル電源 『R600』のレビューをしてきました。


R600に惚れた!早くキャンプに持っていきたい!
コンパクトな本体は室内でも主張しすぎず、また防災・キャンプへの運搬も容易でどちらでも活躍できそう!2023年の最新機種らしく、液晶の視認性・アプリの使用感もよく、直観的な操作も可能です。
R600はお求めやすい価格帯ですので、初めてのポータブル電源にもお勧め!
ちなみに、収納にはソフトクーラーボックスがおすすめ!ロゴスのデザインクーラー(15L)はシンデレラフィットでした!

2023年8月5日現在、Amazonと公式どちらでも、3万円未満の25,499円で購入可能です。

こ、これは要チェックですぞ!詳細は↓
今回の記事が、ポータブル電源を探している方の参考になれば幸いです。
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