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シュラフの適応温度と測定規格について考えてみる

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こんにちは!
昨日のブログで、ダウンシュラフ購入レポをしました
そこで、温度表記について、いろいろ言いましたが、今日はその続きです
シュラフの温度表記ってどうやって決めているのかな?
快適な温度って何?
等々、徒然と述べていきたいと思います
この記事の終着点は見えないまま書き綴ります
良かったら、読んでいってくださいm(__)m


[関連記事]
『★冬用ダウンシュラフ購入!ナンガ「オーロラセンターZIP 600DX」』⇒こちらから

 




1.その温度表記はどうやって測定しましたか?
シュラフやスリーピングバッグを購入する時、適応する温度域をチェックすると思います
各シュラフメーカーのHPに行けば、表が掲載されていたり、商品欄に適応温度が記されていたりします

 

引用元:ナンガ

 

*クリックで拡大します

 

引用元:モンベル

 

*クリックで拡大します

*クリックで拡大します

 

引用元:コールマン

 

 

引用元:スノーピーク

 

しかしどのような測定をして、どのような基準で決めているか確認していますか?
昨日のブログでも掲載しましたが、「ナンガ オーロラ600DX」の温度表記は販売サイトによって違いがありました
・Amazonの例(マーケットプレイス)⇒こちらから
快適使用温度:-14℃
使用可能限界温度:-30℃
・ナンガオンラインショップの例⇒こちらから
快適使用温度:-11℃
使用可能限界温度:-30℃

Amazonでは2013年までのNANGA独自測定の結果を表記
ナンガでは2014年以降のEN13537と言うEU規格での試験結果を表記しています
同じシュラフでも快適使用温度に違いがありますね
3℃位なら許容範囲でしょうか?
そして、この『快適使用温度』と言う言葉を見て、皆さんはどのように考えますか
奥日光の1,2月の最低気温は-8℃前後です
このHPによると、宗谷岬で-11.5℃、富良野で-29.4℃です
この「ナンガ オーロラ600DX」があれば、奥日光はへっちゃら?
宗谷岬でも快適に眠れるぜ!?
ちょっと我慢すれば、富良野で「北の国から」ごっこも…
本当にそうでしょうかw
どんな服装で?どんなテントで?
悩むとドツボにハマっていきますね
次の項ではNANGAとmont-bellの温度表記を見てみましょう
2.EN13537ってナンダ!?
ナンガ、モンベル共に、EN13537での測定による対応温度表記を行っています
EN13537とは…
EN(ヨーロピアン・ノーム)と言う、EU諸国における統一規格として制定されている規格があります
(JISとかISOみたいなものですね)
その中で、シュラフに関する温度表記の定義がEN13537です
検査方法についてはナンガHPに記載があります
EN 13537 の検査方法
EN(ヨーロピアン・ノーム)とはEU諸国における統一規格として制定されている規格の総称で、ヨーロピアン・スタンダードとも呼ばれます。
シュラフに関する温度表記についてはEN13537で算出が定義されています。
今までは各メーカーが独自の方法で算出されていた使用温度を、同一基準で示すことができます。
検査は認定された第三者機関が行う公平なもので、各メーカーの独自基準に基づく使用温度表示とは一線を画すものといえます。

昨日のヘリさんに教えていただいたURL
Extract from the EN 13537 european standard | Sleeping bags | PRIMA OUTDOOR, s.r.o.
PRIMA OUTDOOR, s.r.o. is the biggest producer of sleeping bags in Europe. We have many years' experience with the produc...
に詳細もあります
英語ですが…
服装はわかりませんが、ヒーター(体温のつもり?)を装着したダミー人形を用いた測定の様です
アンダーウェアとあるので下着姿なのかな?登山用の機能性肌着かな?
3.ナンガの例
そして、EN13537に基づいた、ナンガの温度表記がこれです


Comfort(女性)Limit(男性)Extremeの3段階で表記されています
Comfort
一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています
(一般的に女性は男性よりも寒さを感じやすいので約5℃程高く使用温度を算出しています)
Limit
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされています(下限温度)
これより低い温度は、リスクのある温度域となります
Extreme
一般的な女性が寝袋の中でひざをかかえるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされます
(中略)
なお、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり非常に危険です
そして、オーロラ600DXの表示を見てみると…


Limitを快適使用温度、Extremeを使用限界温度として記載しています
皆さん、ツッコミの準備はできましたか?
どうぞ!
寝袋の中で丸くならないと眠れない温度が「快適使用温度」!?
低体温症になるかもしれない温度が「使用限界温度」!?使ってはいけない温度でしょ!
快適な睡眠を望むならLimit温度ではなく、やはりComfort温度で選ぶ必要がありそうですね
ちなみに、EN13537を用いる前のオーロラ600DXの温度表記は-14℃~-30℃でした
もちろん、寒さの感じ方は体質、環境、服装によって変わると思います
服装の調整で、十分Limit温度までの利用は可能なのでしょうが、ナンガの温度表記は少し親切でないと思いました
それに比べて、モンベルはもう少し利用者を大事にした表記をしているように感じました
4.モンベルの例
モンベルもいくつかのシュラフでEN13537を用いた温度表記をしています


各温度の説明は、ナンガと同様ですね
ただモンベルでは、「温度域」と言う言葉を使い、利用者がイメージしやすいように書かれていると思います
モンベルでははっきりと「リミット温度~エクストリーム温度間」をリスク温度域とし、この温度域での利用を推奨しない旨記載があります
5.EN13537による結果一覧
ともかくナンガ、モンベルとも同じ測定方法をしていれば、シュラフの選択がしやすくなるのは間違いありません
そこで、EN13537で測定されているシュラフを一覧にしてみましょう


ナンガではSPDXダウンシリーズとダウンバッグでは非採用
モンベルではスパイラル ホロウバッグ、ファミリーバッグで非採用です
オーロラ600DXと同等の適応温度を太字にしてみました



どのような結論で終わりにしようか悩みましたが思いつかず…
とりあえず、全メーカーが統一規格での結果を表示してほしいですね
と言うところで、今回はおしまいに…
(この記事は、こんな中途半端な記事なのに3~4時間もかかってしまいました)
(文章作成3時間、画像編集1時間、文字数2,770)

コメント

  1. たいちち より:

    ナンガの温度表記については、昔から言われてますね。
    モンベルは、欧州統一にして少しはましになりましたが。。。
    イスカは、昔から欧州統一を使っていたと記憶しています。
    ユーザー目線で、わかりやすくしてほしいですね。

  2. へり より:

    NANGAの専門店ってあまりありませんが、モンベルは全国のモールやアウトレットにたくさんありますよね。パンフレットの記載だけでなく、モンベルの店員さんは教育されているのかどうかはわかりませんが、シュラフの温度表記に関して質問するとEN13537についてすごく詳しく説明してくれます。
    私もシュラフの温度表記について記事にしてますが、モンベルの店員さんとのやり取りがきっかけでした。
    この記事の適用温度一覧表、モンベルとNANGAの比較を一度に確認できて大変有益だと思います。

  3. すずパパ より:

    たいちちさん♪
    おはようございます!
    >ナンガの温度表記については、昔から言われてますね。
    そうなんですね!
    いままでダウンシュラフなんて買えなかったのであまり気にしてませんでしたが
    思うところは皆さん同じようですね!!
    >イスカは、昔から欧州統一を使っていたと記憶しています
    イスカは独自方法見たいですが、よりユーザー向けに測定してると書いてありました~
    >ユーザー目線で、わかりやすくしてほしいですね
    メーカー間の競争もあるでしょうから、なるべくいい数字を書きたいのでしょうかね?
    自動車の燃費みたいに統一の方向に進んで貰いたいですね

  4. すずパパ より:

    ヘリさん♪
    おはようございます!
    >シュラフの温度表記に関して質問するとEN13537についてすごく詳しく説明してくれます
    さすがモンベル!
    冷やかし客の私は、あんまり店員さんにつかまらないようにしているのでしりませんでした(;^ω^)
    >私もシュラフの温度表記について記事にしてますが、モンベルの店員さんとのやり取りがきっかけでした。
    コメを見た後見に行きました!!
    温度については、ちょっと勘違いした判断してしまいそうですよね
    数値と実際がどれ位差がでるかはあるでしょうが、商品間の比較がしやすくなる統一規格は必要かな~っと
    >この記事の適用温度一覧表、モンベルとNANGAの比較を一度に確認できて大変有益だと思います。
    使用感、値段は無視した数値比較の表ですが、そういってもらえるとちょっとありがたいです(;^ω^)
    私は購入後にまとめたので、参考にできませんでしたが…

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